全国で緊急事態宣言が解除され経済活動の再開が進んでいますが、世の中ではリモートワークがすっかり浸透していますね。外出自粛要請の際には、僕もレコード会社との打ち合わせや取材、ラジオの収録なんかもリモートで行っていました。家にいながら何でもできる。これ、まさに僕が望んでいた世界がついにきたぞ、と思いましたね。だって、めちゃくちゃエコで節約にもなるじゃないですか? これまでは、レコード会社で打ち合わせとなったら、そこに行くまでの電車賃とか、向かうための時間とかを使っていたわけで。在宅でできることなら、リモートで済ませたほうがよっぽどいい。経済的にも時短にもなります。まあ、もちろん現場で顔を合わせて話すことで生まれることや、発想もある。一概に全部を全部、在宅でしよう! と言いたいわけではないです。ただ、これからの世の中の流れとして、こういう方法もあり、リモートで事足りることはこれでいいんじゃないかな、と個人的には思います。
特にミュージシャン同士の打ち合わせにおいては、実はリモートはとても便利なんです。基本、パソコンの置いてある部屋=作業部屋なわけで、DTMの機材なども置いてある。話し合いをしながら「こういう感じどうですかね?」とキーボードなんかで音を出すことが可能なわけです。そうすると、会議室で会話だけをしながら進めるより、具体的でイメージも共有しやすい。これは、在宅だからこその利点だと思いました。
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あとは、みなさんもやっているかもしれませんが、俗に言う「Zoom飲み」というのもやってみました。小学校時代の少年野球のメンバーと年に2回、新年とGWに集まっているんですが、今年はリモートで飲み会を開催したんです。本当だったら関西在住メンバーだけで集まって飲んでいたので、今東京に住んでいる僕は参加できなかったかもしれないんですが、今年はこういう状況ですからがっつり参加することができました。これもリモートだったから可能になったことですよね。で、せっかくなのでZoomの機能をフル活用。チャットを使って「小学校時代の同級生のフルネームを漢字で書けるかクイズ」とかして、めちゃくちゃ盛り上がりました。リモートにはリモートの工夫や楽しみ方、利用の仕方がある。それがもっともっと定着していく世の中がいいですね。
おかざきたいいく ヤバTとの新番組『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:05~)が放送中。NHK総合で放送されていた、よるドラ『いいね!光源氏くん』の主題歌「ニニニニニ」が、好評配信中。
※『anan』2020年6月17日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈
(by anan編集部)