岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「カバー」です。
2194 okazakitaiiku

サンボマスター結成20周年記念のトリビュートアルバム『サンボマスター究極トリビュート ラブ フロム ナカマ』に参加させていただきました。これ、実は僕にとって人さまの曲をカバーして音源としてリリースするのがはじめてのこと。きちんとした売り物としてカバー曲をはじめて世に出しました。いや~緊張しましたね。原曲があるわけですから、それをどこまで踏襲するのか、裏切るのか。行きすぎて汚してもいけないわけで。さらにその上で自分のカラーを出さないといけないわけですから、難しかったです。今回は、東京事変などをやられているキーボーディストの伊澤一葉さんと一緒にアレンジをさせていただき、あえてピアノ1本で勝負してみました。サンボファンの皆さんにも、それ以外の参加アーティストの方々のファンの方にも、もちろん岡崎体育を応援してくれている方にも、ぜひ聴いていただきたいです。

以前にも「トリビュートアルバム」について語ったことがありますが、これはいい文化ですよね。それぞれのファンにとって、新しい音楽との出合いの場になる。原曲をもっと聴いてみたいとなるのもいいし、カバーを聴いてこのアレンジをした人たちの音楽を知りたいとなるのもいい。もっと言えば、それがどちらも推しのミュージシャンだった場合、推し同士がいい形でからんでいるわけですから、これはファンにとって、とてもうれしい、尊い出来事だと思います。今後も誘っていただけたら、ぜひやらせていただきたいなと思っています。

[gunosy]
岡崎体育「マイナスイメージつくのもイヤ」 ある曲への複雑な思いもチェック!![/gunosy]

じゃ、自分から「カバー」に対して積極的になれるかというと、個人的にまだ早い感じがします。デビュー3~4年目とかのキャリアでカバーってちょっと早すぎちゃうか…と思うし、僕が他のアーティストの曲をカバーして、皆さんがそれ聴きたいと思ってくださるというとそうでもないのかも、はたして売り物として成立するのか? と疑問です。もちろん歌いたい好きな曲はたくさんあります。僕のファンクラブ限定イベントで「おっさんのカラオケ大会」というのをやって、あいみょんやヒゲダンをカバーして歌ってみましたが、めちゃくちゃ賛否両論で…。まあ、これからいいと言ってくださる方が増えたら、僕なりのカバーアルバムも考えてみたいかなと思います。

おかざきたいいく 関西初の単独アリーナ公演『岡崎体育ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」』が、4月にTBSチャンネル1にてオンエア決定。

※『anan』2020年4月1日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

Share

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

Today's Koyomi

今日の暦
2025.5.
14
WED
  • 六曜

    友引

  • 選日

    天恩日

ふとした兆候や気づきによって小事が大事になる前に対処することを表す日です。人間は誰しも完璧ではありませんから、ふとした拍子に油断をするしミスもします。しかし、早めに気づいて処置をすれば傷が浅いうちに解決できるものです。修正やサポート、次へつなぐことに関係する日なので誰かの助けになることもあるでしょう。

Movie

ムービー

Regulars

連載

https://ananweb.jp/tags/live-report
https://www.instagram.com/anan_mag/
https://ananweb.jp/regulars/visu-1gp