ROLANDを参考に!? 王子・片寄涼太とホスト・白濱亜嵐が対決

2020.3.14
劇場版『貴族降臨‐PRINCE OF LEGEND‐』について、出演者であるGENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太さんと白濱亜嵐さんにお話を伺いました!
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セレブが通う、聖ブリリアント学園の三代目伝説の王子に朱雀奏(片寄涼太)が選ばれるまでを描いた劇場版『PRINCE OF LEGEND』。続くドラマ『貴族誕生‐PRINCE OF LEGEND‐』では、土木作業員だった安藤シンタロウ(白濱亜嵐)がホストの貴族・ドリーに。そんなドリーと奏が、劇場版『貴族降臨‐PRINCE OF LEGEND‐』でバトルを繰り広げる。

――今作は、ホストが貴族になって、しかも王子と対決するという、ある意味、奇想天外なストーリーですが、この設定を初めて聞いた時はどう思いましたか?

白濱:きききき貴族!? って思いました(笑)。でも、貴族なんて役者人生で2度もやることはないと思うので、いい経験になるんじゃないかなっていう気持ちでしたね。

――ハカなど旬のトピックを彷彿とさせる要素が盛り込まれているのもユニークですが。

片寄:ハカは河合(勇人)監督の思いつきとしか思えない(笑)。

白濱:わかる(笑)。

片寄:確実に、ラグビーを見て、やりたくなっちゃったんだと思います。でも、作品の中にどんどんコンテンツが増える感じで、面白いですよね。

――ホストの貴族と、伝説の王子。役作りではそれぞれどんなことを意識しましたか?

白濱:僕はお芝居をする時に、ナチュラルか劇画寄りかっていうのを考えるんですけど、この作品は完全に劇画っぽくやろうと決めていましたね。ホスト役だったのでホストクラブにも行ってみようかと思っていたんですけど、なかなか勇気が出ずに行けなくて(笑)。ただ、話題のROLANDさんをイメージして脚本が書かれているとのことだったので、少し参考にさせていただきつつ自分でもいろんな要素を足していった感じです。

片寄:僕ら王子チームは、前作の『PRINCE OF LEGEND』の時からキャラクターショーを作るような気持ちで挑んでいて。その延長線上のような感覚で今作は演じているので、遊びを増やすとか、前作では出せなかった余裕が出ていると思います。

白濱:奏と尊人(鈴木伸之)が再会するシーンで、ものまねをしていたでしょ? あれはアドリブ?

片寄:アドリブです。奏が絶対にやらなそうなものまねをやったら面白いだろうなっていうのは、今作だからこその余裕かも。

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――劇中に登場する、白濱さんの上半身裸や、片寄さんのシャワーシーンも見どころだと思います。

白濱:あの撮影の時が、一番パンパンの時期で。筋トレにハマり中だったので、見せどきでした。注目してほしいのは、フェンシングの練習をしている時の背筋かな。

片寄:あれすごいですよね。

白濱:涼太のシャワーシーンは、ブリーフ穿いているの?

片寄:想像にお任せします(笑)。

――それとドリーが誠一郎(塩野瑛久)をお姫様抱っこするシーンも印象に残りました。

片寄:衝撃的でしたよね(笑)。

白濱:あれ、二人ともオールアップの日だったんですよ。塩野くんが、「重くないですか」とか「僕が腕を回してこうやって力を入れたほうが軽く持てますよね」って気を遣ってくれて。僕も僕で「膝を曲げてもらったほうが…」なんて。撮影が始まるギリギリまで、地面に敷いた毛布に横たわっている塩野くんを僕が温めながら。まるでカップルのようでした(笑)。

――あと、光輝(吉野北人)を顎クイしていましたよね?

白濱:あ~。伸くん(鈴木伸之)にもやられていましたね。顎をこねくり回す、みたいな。あの瞬間に適当にやってみたら生まれた演技です。ト書きにも全くなかったのに、なんでだろう(笑)。23時とか夜遅くに撮影していたので、深夜のテンションだったのかも。

――吉野さん、驚かれたのでは?

白濱:北ちゃん、笑っちゃってNG出していましたよ。

――そして片寄さんは、今作で主題歌「Possible」を担当されています。シティポップ調の素敵な楽曲ですね。

片寄:初めて自分のソロ名義で出させてもらった曲で、僕もすごく気に入っています。歌詞とトップラインを作ってくださった向井太一さんは、以前からアルバムとか聴かせていただいていたので、こういう形でご一緒できたのは、本当に嬉しかったですね。

白濱:ほぼアカペラ。

片寄:そんなことない(笑)。でも、LDHアーティストがまだあんまり踏み入れていないジャンルに急角度で挑戦させてもらえて、すごくいい機会になったと思います。

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『貴族降臨‐PRINCE OF LEGEND‐』 安藤シンタロウは、土木作業員からホストに転身。“ドリー”と名を改め、貴族として弱者を守るために動きだす。そんなドリーが乗り込んだのが、聖ブリリアント学園。全ての人が笑って暮らせる高貴な世界を作るため、三代目伝説の王子・朱雀奏に対決を挑む。3月13日より、全国東宝系にて公開。©2020「PRINCE OF LEGEND」製作委員会

しらはま・あらん(一枚目写真左) 1993年8月4日生まれ、愛媛県出身。EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEパフォーマー、俳優、DJ。5月1日公開映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』に出演。ジャケット¥13,500 パンツ¥6,300(共にキャスパージョン) カットソー¥18,000(クルニ) 以上シアンPR TEL:03・6662・5525 その他はスタイリスト私物

かたよせ・りょうた(一枚目写真右) 1994年8月29日生まれ、大阪府出身。GENERATIONS from EXILE TRIBEボーカル、俳優。ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』に出演中。初のソロ名義楽曲で今作の主題歌『Possible』が発売中。ジャケット¥35,000 シャツ¥28,000 パンツ¥27,000(以上クルニ/シアンPR) その他はスタイリスト私物

※『anan』2020年3月18日号より。写真・倉本ゴリ(PygmyCompany) スタイリスト・吉田ケイスケ ヘア&メイク・寺本 剛(JYUNESU) インタビュー、文・保手濱奈美

(by anan編集部)