AV 俳優・一徹がおすすめ! もっと感じる「テクニック」とは

2019.8.13
男女双方の目線から「いつもよりも五感が刺激されて、格段に心身が満たされる」セックスのテクニックを、性のプロフェッショナルであるAV男優の一徹さんとラブライフアドバイザーの肩書を持つOliviAさんに教えてもらいました。

お二人が考える「もっと感じるための心得3か条」。

  • 女性も男性も頑張りすぎず自然体で楽しむ。
  • 挿入の前のスキンシップも大切にする。
  • 自分と相手の“高まりポイント”を把握する。
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互いに高まる愛撫

相手に身を委ねるだけではなく、感じるポイントをお互いにきちんと伝え合うことも大切。無理をして合わせるのではなく、一緒に楽しむ感覚を忘れずに。

お互いを触り合うこと。
愛する人に触れられるだけで気持ちは自然と高ぶるもの。「男女の体は構造的に違うけれど、やさしく触れられることで心地よさを感じるのは同じです。たとえば相手に元気がないときに背中をさすってあげたり、たまにお風呂でシャンプーをしてあげたり。愛撫とはスキンシップの延長線上にあるもの。前戯が長いほどセックスは良くなるし、敏感なポイントを探り合うのも楽しいものです」(ラブライフアドバイザー・OliviAさん)

自分の体のことを伝えておく。
感じるポイントは人それぞれ。高まるタイミングにも個人差があるため、自分の体のことをあらかじめ相手に伝えておくことも大切。「男性のなかにはアダルトビデオの影響で、女性は激しい愛撫に反応すると思っている人も少なくありません。痛いときやイヤなことを直接、相手に言うのは勇気がいりますが、私の体は敏感だからやさしいほうがいいな、などと伝えておくのもひとつの手」(OliviAさん)

微調整とリアクションを欠かさない。
女性も男性もプレイ中は相手の反応が気になるもの。「リアクションにも個人差はありますが、男性は女性の感じている表情を見ると興奮するもの。声が大きいと引かれてしまうかも、という女性の話もよく聞きますが、感じるままに声を出すのは決して恥ずかしいことではありません。声の強弱をつけるとか、自分の気持ちのいい場所に、相手の手や舌を導くように体を動かすのもいいと思います」(AV 俳優・一徹さん)

「手コキッス」で反応をチェック。
男性の興奮度は性器を触れば一目(手?)瞭然。一番敏感な場所だからこそ、序盤はやさしいタッチで少しずつ興奮度を高めていくのがコツ。「女性に手で性器を触ってもらいながらディープキスをするのを手コキッスと呼んでいます(笑)。手で触るときの圧のイメージは半熟卵をつぶさないくらい。男性は空いている手で女性の体に触れることもできますし、男女ともに高まる相互愛撫のひとつ」(一徹さん)

立ちフェラで自然な上目遣い。
女性の上目遣いに弱い男性が多いというけれど、自然であざとく見えない方法とは? 「フェラチオにも様々な方法がありますが、おすすめなのは男性が立ち、女性がかがんでフェラをするという体勢。男性器を根元から下に向ければ、男性も痛みを感じないし、こうすることで、自然と上目遣いになります。相手の目を見ながら視線を絡め合わせて。男性の手を自分の胸に誘導するのもいいですね」(一徹さん)

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「美フェラポジション」で一石二鳥。
好きな女性の裸に男性は欲情するものだけど、フェラでも女体を美しく魅せる体勢が。「私はよく、セックス時には女体をフル活用せよ、と言っているのですが、フェラチオをするとき、曲線のあるフォルムをキレイに見せるには男性の性器に手を添え、そのまま横斜めに寝そべるのがベスト。胸や肩など女性ならではの曲線美をアピールできます。スタイルが良くエッチに見えるポジションを研究してみて」(OliviAさん)

繋がりを感じる体位

心身が満たされる前戯を経ていざ、次のステップへ。相手との一体感を楽しみながら、幸福感でとろけそうになるセックスのカギは体位にも。

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「ノンピストン正常位」で幸福感を味わう。
深い挿入感を楽しむなら、まずはじっくりその感覚を味わうのもおすすめ。「挿入したら動かずに抱き合うという“ポリネシアンセックス”が以前、話題を呼びましたが、ただ抱き合っているだけで精神的なオーガズムを感じることもできます。お互いの熱を交歓し合う行為は、激しいピストン運動とはまた違う快楽を得ることができる場合もあるので、慣れ親しんだカップルにこそ試してほしいです」(OliviAさん)

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挿入感を楽しむ対面座位。
女性からの圧倒的な支持率を誇る対面座位。密着度が高く、相手の表情を間近で見られるのも人気の理由だが、さらに大きなメリットも。「ノンピストン正常位にも共通することですが、座位は挿入感を楽しむためにとても適した体位。ホールド感があるので自由に動くことが難しいのがいい。見つめ合い、キスをしながらスローなセックスを楽しむうちにオーガズムに達する期待も」(OliviAさん)

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無理せず主導権を握る騎乗位。
セックスの体位でもっともハードルが高いと思われる騎乗位。女性自ら感じるポイントを探れるというメリットもあるが…。「AVのように腰を突き出して激しく動く必要はありません。彼の頭の横に手をついたり、相手の手を握れば自分の体勢も安定するし、その状態で膝をついてスライドするように動く方法も。快楽ポイントを自分で見つけることができる体位なので積極的にチャレンジを」(一徹さん)

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恥ずかしいときの寝バック。
相手に顔や体を見られるのが恥ずかしい…。そんなときに有効な体位って? 「女性の恥ずかしがる表情に萌える男性も多いのですが、どうしてもという場合は、女性がうつぶせになった状態で男性が挿入する寝バックは羞恥心が軽減されるのでおすすめです。また、女性のお尻は胸に勝るとも劣らぬ最高の武器。顔は横に向け、腰をたまにひねるなどすれば、男性にも高まり具合が伝わります」(一徹さん)

余韻を残す後戯

セックスが良ければ良いほど余韻を楽しみたいというのが女性の本音。次回のセックスをさらに濃密なものにするための後戯テクニックとは?

ポジティブな感想を伝え合う。
セックスについての感想を述べるのは一見タブー? と思いきや、男性側からは別な意見も。「セックスの後にここが良かった、と素直に伝えてくれる女性は可愛らしいと思います。ダメ出しをするのではなく、良いところを伝えてくれたら自信にも繋がるし、次も頑張ろうと思える。女性がセックスの最中に“可愛いね”と言われるのが嬉しいように、男性にも褒めてもらいたい願望はあります(笑)」(一徹さん)

裸を見慣れたものにしない。
いつでも“素”を見せ合えるのは、相手に気を許せている証拠。でも、男女間はそうとも言い切れない様子。「セックスの直後にいきなり服を着る女性はあまりいないと思いますが、裸のまま“むき出し状態”になっているのも考えもの。ちょっと恥ずかしそうにシーツにくるまるとか、セックス中とのギャップを見せるほうが男性受けもいいし、ときめきが長続きすると思います」(OliviAさん)

いってつ AV 俳優。「SILK LABO」の作品で大ブレイク。現在は監督を務めるレーベル「RINGTREE 」代表。近著『セックスのほんとう』(ハフポストブックス)が絶賛発売中。

オリビア ラブライフアドバイザー。男女が抱える性の悩みをアカデミックに研究。著書に『愛され女子は知っている 世界でいちばん幸せなおうちセックス』(小社刊)など。

※『anan』2019年8月14-21日合併号より。写真・小笠原真紀 イラスト・中根ゆたか 取材、文・小寺慶子

(by anan編集部)

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