映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『ダンボ』。

ティム・バートンがあの名作を実写化!

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お杉:ティム・バートンがディズニーの名作アニメを実写化よ。ティムくんがダンボのビジュアルをどうするか、ドキドキだったよね。

B子:フランケンウィニーみたいにツギハギになってたりとか?(笑)

お杉:その点は大丈夫だった。ただ、象仲間が驚くほどの巨大耳の違和感は伝わってくる。実写のパワーね。

B子:あら、私にはただただカワイイだけだったわ。青い瞳がぱっちり。ママと鼻をこすり合わせて愛を伝えるシーンにぐっときちゃう。

お杉:お笑い担当にされて、ピエロメイクをほどこされた姿もたまりません! あの悲しげな表情は、まさにティム・バートン印。母性本能をくすぐられまくり。あのピエロメイクのフィギュアが欲しいよ!

B子:ヲタ心もくすぐられてるじゃん。でも、今回は人間たちのドラマも盛りだくさんだよ。第一次大戦で片腕を失ってダンボの世話係になる元曲芸乗りのホルトと子供たちの絆や、ダンボを利用する「ドリームランド」の悪徳興行師も絡んでくる。

お杉:空飛ぶダンボがサーカスの人気者になってハッピーエンドだったアニメとは大違い。時代の変化をいろんなところで感じるね。

B子:でも、変わらないのは親子の愛と他者への優しさの大切さ。そして、自分の個性を受け入れること。

お杉:ティム自身の個性もばっちり。セットや美術はもちろん、ヒロイン役のエヴァ・グリーンはスレンダーなのに巨乳で妖艶なあたりがまさにティム好み。ホルトの娘ミリー役のニコ・パーカーも、第二のクリスティーナ・リッチになりそう。

B子:観ているこちらが心配になるくらい、巨大テーマパークをディスってるあたりもね(笑)。

お杉:それを許すディズニーの懐の深さを感じるわ~。本当の夢の国は、素敵ってことよね。

『ダンボ』 監督/ティム・バートン 出演/コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、エヴァ・グリーン、アラン・アーキン、ニコ・パーカーほか 全国公開中。©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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お杉とB子 エリート高校の凄腕教師が、教育困難中学へ派遣される『12か月の未来図』(4月6日公開)。主人公の成長に感動よ。(お杉)久々にシンガポールにGO! 伝統的なニョニャ料理を堪能したのはいいけど、ウエストラインが…。夏までに絞れないわ。(B子)

※『anan』2019年4月10日号より。イラスト・いいあい

(by anan編集部)

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