欧米ではセレブリティの社会貢献は当然のこと。自身のブランド価値を上げることにもつながるとはいえ、桁違いの大金を慈善活動に寄付するセレブはやはり高潔な志の持ち主として敬愛される。
寄付も持続することが重要で、エルトン・ジョンやJ・K・ローリングのように基金を設立して、関心がある社会活動を支援するのが一般的。最近だとレブロン・ジェームズが基金を通じて教育方面で大活躍だし、ションダ・ライムズのように文化遺産を守ろうとする動きにも注目が集まっている。収入の一定割合を寄付するセレブも少なくなく、クリス・マーティンやアンジェリーナ・ジョリーはその代表。アンジーの場合は寄付に加えて、実際に困窮者を訪問するアクティブさが際立つ。同じく行動派なのは、ジョージ・クルーニーの妻アマル。人権派弁護士として国際的に活動中なのだ。
エルトン・ジョン
高額寄付セレブの王様は、難病撲滅を目指す!
愛を武器に、HIV/エイズのない世界を目指す団体を世界各地で組織し、資金集めコンサートやガラを主催するエルトン。他にも複数のチャリティ団体に多額の援助をしていて、資産の10~12%に当たる大金を毎年寄付している。
J・K・ローリング
子供を救うのは、魔法と2900万ポンドの寄付!
『ハリポタ』シリーズで巨万の富を築いた作家は、毎年、慈善活動に多額を寄付! しかも世界中の児童養護施設に収容されている子どもたちが、安全な環境で成長し、学べるように気を配る団体「LUMOS」も設立している。
ポーシャ・デ・ロッシ
野生動物を救え! 結婚相手も感動の基金設立
女優のポーシャは、動物好きな結婚相手エレン・デジェネレスの60歳の誕生日に「エレン・デジェネレス・ワイルドライフ基金」をプレゼント。世界中にいる絶滅危惧種の動物救済を目的とする団体で、個人資産1000万ドルを投入。
クリス・マーティン
人気シンガーになっても母の教えを守り、慈善活動。
10歳のときに母親に「困っている人を助けなさい」と教わって以来、慈善活動を続ける人気シンガー。収入の10%をチャリティに寄付すると決めているほか、難民支援団体の「MOAS(Migrant Offshore Aid Station)」をサポート。
ションダ・ライムズ
自身のルーツを重視し、アフリカ系文化を守る!
TV界の勢力図を塗り替えたアフリカ系の女性クリエイター、ションダ。アフリカ系の文化やアート、社会活動をサポートするための「ザ・ライムズ・ファミリー基金」を設立し、スミソニアン博物館にポンと1000万ドルを寄付。
レブロン・ジェームズ
脱・貧困は学問から! 体験を生かし、大活躍。
バスケットボール界のレジェンドは、名前を冠した基金を設立。貧しい境遇にある子どもに学ばせたいと故郷に画期的なシステムの学校を開校。また、2015年には故郷の大学に、奨学金として使ってほしいと4180万ドルを寄付。
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山縣みどり 映画ライター。本誌はじめ雑誌などで、映画レビューやインタビューなどを中心に幅広く執筆。また、小学生時代から精通するスターのゴシップ関連記事も。
※『anan』2019年3月13日号より。
(by anan編集部)
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