「愛情を技巧で表現してくれる女性も多いですが、奇をてらったテクニックは、意外とエロさや快感につながりません。シンプルなほうが、気持ちよかったりします」 と話すのは、大人気AV男優のしみけんさん。そこに、ちょっとした工夫を加えることで、男の感じ方はガラリと変わるという。
「二人の体の距離を離さないようにする、キスをするときや愛撫をするときには舌全体を広く使う、フェラチオをするときには音を立てて相手の聴覚を刺激する、攻める順番を考えて構成する…。そういうほんの少しの違いで、セックスへの期待値や興奮度、女性に対して“エロいな”と感じるレベルは一気に上がります。体位も、定番のものはもちろんですが、少し工夫を加えることで、両者の気持ちよさが格段に変わることも。また、セックスはコミュニケーションのひとつなので、お互いが“よりよくしたい”という探究心を持つことが何より大事です」
【キスしたいときは「チューして」】
相手にキスしてほしいときは、かわいく伝えることが鉄則。「リードしようとする気持ちはありがたいですが、強気に出られるよりも、少し甘えた空気感を漂わせたほうが男は素直に行動しやすいもの。“キスして”と言うよりも“チューして”のほうが、かわいらしく聞こえるし、おねだりされている感じがあって嬉しいです。少しの言葉選びの違いで、印象はぐっと変化します」
【キスは接地面を多くする】
「僕の理論のひとつに、相手の体と自分の体が触れる面積=接地面が広ければ広いほど、快感の度合いがアップするというものがあります」。それはキスの場合にも当てはまる。「舌先ではなく、舌全体が密着するようにしてください。コツは、唇の緊張を解いて柔らかくしておくことです。また、顔は真正面ではなく、少し角度をずらしてすることで、より舌を絡めやすくなりますよ」
【バードキスからスタート】
キスをするときには「構成が大事」だとしみけんさん。「最初からガツガツいくのではなく、次第に盛り上がるような順序で進めることが大切です。僕のおすすめは、軽いバードキスから始め、だんだん激しくするという流れ。お互いの唇の相性を感じることができるし、気持ちが自然に盛り上がります。また、キスの途中に相手の目を見つめる時間を作ることで、安心感がアップしますよ」
キスのテクニック
- まずは、唇と唇を軽く触れ合わせるだけのバードキスから始めよう。いきなり激しくするのではなく、ライトに。
- バードキスを2~3回繰り返したら、口を開けてお互いの舌を合わせ、絡めるディープキスに移行。軽めにする。
- いったん顔を離して、お互いに見つめ合う。相手に受け入れられている喜びを確認したり、気持ちを通わせられる。
- 再度、ディープキスをする。舌を突き出して絡め合ったり、吸ってみるなど、先ほどよりも激しめ緩急をつけたり。
- キスをしながら相手の体を触ることで、スムーズに愛撫に移行できる。ギュッと抱きしめて、愛情を伝えるのも◎。
しみけんさん AV男優。これまでに1万人との経験を持つ。『SHIMIKEN’s BEST SEX最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)など数多くの著作を手がける。
※『anan』2018年8月15・22日号より。イラスト・KAZMOIS 文・重信 綾
(by anan編集部)
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