イケてない劣等生だけど…成田凌「僕はこの役が好きです」

2018.7.11
ドラマ1stシーズンがスタートして10年。『コード・ブルー』を観て育った世代が、作品への思いを語ります。

成田凌as灰谷俊平「イケてない劣等生の灰谷は愛すべきキャラ」

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『コード・ブルー』の魅力は、藍沢、白石、緋山、冴島、藤川の一人一人のキャラが立っていて、それぞれが欠けている部分は必ず誰かが埋めてあげているという、5人の結束感にあると思います。1stが始まった時は中3の受験シーズンだったけど、欠かさずに観ていて、よく、藍沢先生の指をはじく癖も真似してました。だから、衣装合わせでスクラブ(医療用白衣)に袖を通した瞬間からもう、主題歌の「HANABI」が頭の中でリピートしてて。それを監督に伝えたら「僕も、もう1回もう1回ってすぐ言うからね」って言われました(笑)。

確かに、毎回事故現場の撮影は、芝居の難しさや環境まで含めて過酷で。でも、3rd後半のトンネル事故で、僕が演じる灰谷がヘリに乗れなくなり現場に行けなかった時、実は行きたくてたまらなかったほど、やりがいのある撮影なんです。イケてない劣等生の灰谷ですが、できないからこそ、どんな演技や演出をしても正解が作れるから、僕はこの役が好きです。劇場版では、再び現場に復帰した灰谷をご覧ください。また、別々の道を選択して進んでいく5人の絆が、さらに深まっていく様子も必見です!

新木優子as横峯あかり「映画では“目元の芝居”に苦労、勉強になりました」

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中学から高校の思春期に、学校中のみんなが知っていて話題になっていた『コード・ブルー』。素晴らしい俳優さんが5人も集まっているのが本当に豪華で、衝撃的でした。私もリアルな医療シーンにドキドキしながら観ていたし、いつか社会人になった時に経験するであろう大人の人間関係にも憧れて、感情を揺さぶられながら観ていました。いざ作品に参加して、生の5人を目にした時には「本当にいる、動いてる」って感動しました(笑)。でも、実際の撮影は、自分がセリフを言いながら動いてみるとすごく難しくて。先輩たちからアドバイスをいただきながら、繰り返し練習をしました。

横峯あかりは、心配性だけど明るくて、気遣いのできる医者。やってみないとわからないでしょ、というあっけらかんとした強さは、彼女の魅力の一つです。劇場版では、心が揺れる場面での目元のお芝居が難しくて苦労しました。横峯と一緒に、私も成長させてもらっています。『コード・ブルー』の世界観が2時間に凝縮された、贅沢な今作。様々なエピソードから伝わる命の大切さや人間関係は、人それぞれの受け取り方で感動してもらえるはずです。

馬場ふみかas雪村双葉「もっとお芝居がしたい! そう思わせてくれた作品」

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『コード・ブルー』は1stから毎話欠かさずに、再放送まで観るほどのファンでした。そんな大好きな作品にナースの雪村双葉役で参加できることになり、いざ現場に入ってみると、最初は思うようにお芝居ができずに悔しい思いばかり。監督から何度もダメ出しされて、家に帰って、同じナース役の冴島先輩のシーンだけを1stからひたすら見返したこともありました。3rdが終わった時は悔しさのあまりプロデューサーに「もっとお芝居がしたいです」と訴えたりも(笑)。

雪村は、そんな私にちょっと似ていてすごく負けず嫌いで、さらに自信家。3rdを経て、劇場版ではより経験を積み、家庭環境などのコンプレックスを乗り越えて、少しずつだけど成長しています。打ち上げで戸田さんから「馬場成長したね~」って言われた時は、本当に嬉しかったな。ファン目線としては、最後に先輩たち5人が集結するヘリポートのシーンは涙モノ! (新木)優子ちゃんと一緒に試写を観たのですが、タオルがないと大変だねって話してたぐらい感動の嵐です。私たちフェロー4人も、いつか5人の先輩たちのような深くて強い絆の関係になれるといいな。

『劇場版コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』 地下鉄トンネル崩落事故から3か月。それぞれが進むべき道を選んだ5人は、別れの日が迫る中、忙しい現場での日々を送っていた。そんな時、“空”と“海”で未曾有の大事故が発生。史上最悪の現場に、彼らはどう立ち向かうのか…。7月27日より全国東宝系にてロードショー。©2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

なりた・りょう 1993年11月22日生まれ、埼玉県出身。メンズノンノ専属モデル。出演映画『ここは退屈迎えに来て』が10月、『愛がなんだ』が’19年公開予定。

ニット¥36,000 パンツ¥66,000(共にヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03・5463・1500)

あらき・ゆうこ 1993年12月15日生まれ、東京都出身。7月13日放送開始のドラマ『チア☆ダン』(TBS系)、10月公開の映画『あのコの、トリコ。』に出演。

ドレス¥58,000(エルザ ウィンクラー/ブランドニュースTEL:03・3797・3673) アクセサリーはスタイリスト私物

ばば・ふみか 1995年6月21日生まれ、新潟県出身。モデル、グラビア双方で活躍する“モグラ女子”の代表として人気に。近年は女優として活動範囲を広げる。

ドレス¥58,000(AKANE UTSUNOMIYA/ブランドニュース) イヤリング¥10,000(THE Dallas TEL:03・5491・7331)

※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・伊藤省吾(sitor/成田さん) 高野夏季(新木さん) 小笠原吉恵(馬場さん) ヘア&メイク・ノブキヨ(成田さん) 本岡明浩(新木さん) 八戸亜希子(馬場さん) 取材、文・若山あや

(by anan編集部)


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