新世代シンガー・あいみょんの魅力は官能的なアレ

2018.5.3
あいみょん、23歳。メジャーデビューから2年足らずなのに、多くの有名クリエイターやアーティストが注目する新世代のシンガーソングライター。
音楽

ただただ楽しいから、曲作りがやめられない。

ニューシングル『満月の夜なら』は彼女の作品に多い、男性目線のラブソングだ。うっすら官能的な歌詞にドキドキさせられる。

「男口調で歌うのが好きなので、気づいたら一人称のぼく、で書いていることが多いですね。満月の夜にイイコトがあったわけではないけど、私、ほんのりエロさのある音楽が好きだし、そういう歌を歌っているアーティストも好きなんです」

『君はロックを聴かない』や『愛を伝えたいだとか』などの名曲で、同世代だけでなく大人のリスナーをも虜にしたあいみょん。『満月の夜なら』も彼女のソングライターとしての感性を大いに感じさせる曲だ。

「ラブソングはみんなに共感してもらえるし、官能を感じるもの。この世にある歌って、突き詰めればすべてラブソング、誰かのための歌じゃないですか。家族や友人への歌も全部ラブソングだと思っています」

あいみょんの歌を聴いて感じられるのは≪むきだし≫という感覚。今回の歌詞にも、「もしも 今僕が 君に触れたなら きっと止められない最後まで」「君のさりげない相槌だって 僕は見逃さない」など、はっきりと届くセンテンスがちりばめられる。共感する人もいれば、救われる人もいるだろう。

「表現者としての20代って、音楽を作る上ですごく大事な時期だと思っています。もっと吸収したいし。もっといろんな経験をしたい。そうやって、いましか書けない曲を書きたいんですよね。ただ、悲しいことや辛いことはあまり歌にしたくない、というか書けない。やっぱり毎日がハッピーじゃないと、歌は生まれないという感覚があります」

曲作りが楽しくてしょうがない。毎日の習慣のように、ギターを抱えては新しい言葉をつづり、メロディに乗せているらしい。

「朝と夜は、近所迷惑? と思って音を出さないようにしています(笑)。なんだろ、伝えたいとか誰かの背中を押したいのではなく、ただただ楽しいから曲作りがやめられないんです。イヤになったらやめるかもしれないし、書けるうちにたくさん書きたい!」

思いのたけを真っすぐに表現し続けるあいみょんのラブソングは、これからも多くの人を包み込むだろう。

72

4th Single『満月の夜なら』¥1,000 どこか危うくてエロティックなふたりの関係を歌ったアッパーチューン。カップリングは、相手へのもどかしい気持ちを詰め込んだナンバー「わかってない」。(WARNER MUSIC JAPAN)

あいみょん 1995 年生まれ、兵庫県西宮市出身のシンガーソングライター。一昨年、『生きていたんだよな』でメジャーデビュー。昨年、1stアルバム『青春のエキサイトメント』をリリース。

スウェット¥16,000(オーラリー/オー代官山 2号店TEL:03・6455・3361) サロペット¥36,000(アレッジ/カラーズTEL:03・5778・3782)

※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・土佐麻理子 スタイリスト・服部昌孝 ヘア&メイク・藤本千絵 文・北條尚子

(by anan編集部)


#タレント記事をさらにチェック!
#音楽をさらに覗いてみる!
あなたは大丈夫?結婚を遠ざける「夜のNG生活習慣」5つ