ネガティブな人とは離れるべき! 人間関係の“卒業”とは?

2018.1.28
アンアン読者世代が今、捨てたらいいものとは。実際に捨てて幸せになったという、イラストレーターの松尾たいこさんが提案する、“30歳前後の女性に捨ててほしいもの”。それにプラスして心理カウンセラーの小高千枝さんからアドバイスをもらいました。
松尾たいこ

コンプレックスを捨てる。

「私は30代後半から、外見的・内面的なコンプレックスを一つ一つ潰しています。メイク・歯の矯正・脱毛・ファスティング施設での体質改善など。そうして自分を少しずつ変えることができました」(松尾さん)

「コンプレックスは克服により成長できるので、無意味ではありません。ただ乗り越えるために頑張りすぎると、ダイエット同様リバウンドが起き、余計傷が深くなることも。等身大の方法で克服しましょう」(小高さん)

「でも」「だって」を捨てる。

「人は年を重ねるごとに“自分”が確立されますが、それは柔軟性が失われるのと表裏一体。会話のときに、まず否定から入ってしまう人は、変化や自分磨きできる貴重なチャンスを逃してしまいます」(松尾さん)

「実はこの言葉、痛いところを突かれ自尊心が傷ついたときに、口に出るもの。まずは自分の弱さを受容してあげましょう。そうすることで自然に虚勢を張らなくなり、“でも”や“だって”は減少します」(小高さん)

他人の物差しを捨てる。

「人の人生を知ることは大事。でもそれを基準に自分を測ると、劣る部分ばかり気になり、心が苦しくなる。それは本当に欲しいものなのか、やりたいことなのか、自分に問いかけてみるといいと思います」(松尾さん)

「比較自体は悪ではありません。大事なのは“羨ましい”と思う理由。ただの嫉妬なら、結局それは自分の首を絞めるだけなので、SNSを遮断したりなど、相手と物理的に距離をとり、内観してみましょう」(小高さん)

思ってもいない相槌を捨てる。

「嫌われたくないから相手が望む言葉を口にしたり、本心とは異なる意見に頷いたり…。昔の私はまさにそうで、後から必ず自己嫌悪に陥りました。意に反する同調をやめるだけで、自己嫌悪と決別できます」(松尾さん)

「人は“役割的性格”を演じ生きている部分もある。“今は曖昧な相槌を打たない役割”と思い、それを演じ、癖づけることから始めてみては。すぐに癖づくものではないので、長期的に取り組むことが大事」(小高さん)

ネガティブな人を捨てる。

「会うと妙に疲れたり、モヤモヤが心に残る人っていませんか? たとえばあなたの行動に、常に否定的な意見を言うとか…。いつもあなたを否定する人とは、距離を置くべき。それだけで視界が開けます」(松尾さん)

「人間関係にも“卒業”のタイミングがあります。相手と離れたいときは、なぜその相手を自分が引きつけてしまったのか、それをしっかり考えると、その後の人生で役立つ何かが学べる。無駄ではありません」(小高さん)

まつお・たいこ アーティスト、イラストレーター。約10年の自動車メーカー勤務の後、35歳でイラストレーターに。企業の広告や書籍の装丁などで、幅広く活躍中。様々なものを捨てた経験を記した著書『35歳からわたしが輝くために捨てるもの』(かんき出版)が話題。2/12まで六本木ヒルズ A/Dギャラリーで、個展を開催中。

おだか・ちえ 心理カウンセラー。メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表。著書に『心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論』(主婦と生活社)。『ナカイの窓』(日テレ系)への出演も。

※『anan』2018年1月31日号より。イラスト・micca 

(by anan編集部)


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