「そういうイメージはあるかもしれないね。まぁ思いつきなんだけど、いつか使いたい言葉だった。昔、ザ・ダムドというパンクバンドが“NAZ NOMAD”という変名バンドをやっていて、ガキの頃聴いていたんだよ。それでNOMADの意味を知ったんだ」(チバユウスケ)
過去から温めていたワードを使いながらも、サウンドは最新型のThe Birthdayワールド。
「今回は出来上がるのが早かったな。先にシングルで出した『夢とバッハとカフェインと』ができたとき、アルバム全体の形が見えた感じだった。でもまぁ、ひとつの言葉から曲が出来上がることもあるし、全く無の状態から4人でメロディを作ることもあるし、いろいろだよ」(チバ)
「言葉があれば作りやすいことはあるけど、全く何もないところから、4人で仕上げていくのも面白いものが出来上がるんだよ」(クハラカズユキ)
アルバムの中でもとくに印象的な「抱きしめたい」という曲は、悩み傷ついている人たちに救いの手を差し伸べてくれるかのような歌。ちょっと珍しいナンバー、かも。
「オレが救うの? 無理無理。今の世界情勢なんて全然意識して作ってないけど、そう思ってもらっても構わない。サビの言葉は前からあって、たまたまハマったんだよ」(チバ)
「1977」と名付けた曲は、パンクロックが生まれた年へ憧れを込めたオマージュ的作品だ。パンクロックに「俺らは心から爪先まで持ってかれて帰れない」とチバさんが書いたフレーズは、この4人そのものだな、とニヤリとさせられる。
「毎回、ファーストアルバムのような気持ちで作っていて。ピュアな感じ、フレッシュな感じを封じ込められた、と思ってる」(フジイケンジ)
「完成からだいぶ経つので、久々に全曲聴いたら、自分がプレイしている様子が見えてきた。このアルバムを聴いて、ライブに行きたくなってくれるといいですね」(ヒライハルキ)
5月末から始まる全国ツアーは、半年で40本以上のロングラン。バンドマンの人生とは、まさに《ノマド》を地で行く日々のようだ。
「レコーディングのときは作ることに集中しているから、これからライブに向かう気分が上がってくるんだよね。最初のほうは、どっかぎこちないかもしれないけど、その感覚も、なかなかいいんだよね」(クハラ)
「とりあえず全曲の歌詞を覚えないといけないな、もう忘れちゃってるから(笑)。張り切って練習しよう、うん」(チバ)
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