父はなぜ会社を辞めたのか。自分の正体を隠し、オンラインゲームの世界で父と共に冒険を続けていく中で、その真意を探りつつ、いつの日かこじれてしまった父子の絆までをも取り戻していく。
オンラインゲームを通じて行われる壮大な親孝行計画!
「光生くんの場合、お父さんとうまくコミュニケーションをとれなくなってしまったきっかけが、すごくぼんやりしているんです。だからこそ、解決するのが難しくて。僕も大人になって初めて、自分の父親のことって実はあまりよく知らないなってことに気づかされました。なのでゲームを通してお父さんの本音を探ろうとする光生くんの気持ちはすごくよくわかるし、みなさんにも共感していただける部分だと思います」
CGを使わず、実際のプレイヤーが監督の指示に従って操作しながら撮影したゲームシーンも、このドラマの見逃せない見どころのひとつ。
「オンラインなのでまったく知らない人が集まってくることもあれば、雨が降ってきたりもする。人がいなくなるのを待ったり、天候の回復を待ったり、僕たちが実際に撮影するのと同じくらいの手間がかかっているんです。そこを切り取ってドラマのワンシーンにしてしまう手法も、前衛的で面白いなと思いました」
撮影中は、自身の父親や親孝行について考えることもあったそう。
「うちの父は明るい人なので、結構会話はあるんです。この間も僕のベッドシーンがある映画を観に行ったみたいで、それをわざわざ報告してきたり(笑)。そんな父が撮影期間中に東京に出てきたので、初めて二人で飲みに行ったんですよ。改めて話すこともないし、結構緊張してたんですけど、どうやら父的にはすごく楽しかったみたいで。いい親孝行ができたのかなって思ったりもしました。父にもぜひ、この作品を見てもらいたいです。たぶん、喜んでくれるだろうという自負があるので(笑)。みなさんにもこの作品を通して、家族について思いを巡らせて、うるっとしてもらえたら嬉しいです」
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