いま、初めて振り返る。卒業の夜の出来事とは。
――道重さんがモーニング娘。‘14を卒業されたのが2014年。この年の11月26日、横浜アリーナでの卒業コンサートを最後に、一切表舞台に出ることもなくなりました。ファンにも、このコンサート終了後からの道重さんの動向が一切伝わってこない状況となったわけですが、まずはこの最後の一日について、何があったのか、何を思ってたのか、教えていただけますか。まず、朝きちんと起きられましたか?
道重:起きられました、もちろん(笑)。緊張はしてたんですけど、会場に着いてからメンバーや先生方、スタッフの方々からの愛をめちゃくちゃ感じました。なによりファンの人たちが朝から会場前に並んでくれているのを車の中から見て、こんなにも愛されているんだと改めて実感して、こんな幸せなことはないな、と感じて。モーニング娘。に在籍した12年間でたくさん愛をもらったし、この一日だけでも、コンサートが始まる前からこんなにたくさんの愛をもらっている。だから、自分の愛も全部ステージで出そう、伝えようと。
――会場で泣いているファンもいましたが、道重さん自身も感傷的になりましたか?
道重:さみしさや切なさはもちろんありました。でもそれよりも「がんばるぞ!」って感じでした。自分の卒業という意味でもそうですが、いまのモーニング娘。を横アリという会場で見せられることにも大きな意味があったんです。だから気合が入っていましたね。
――当日はメンバーとどんな会話をしました?
道重:みんなからお手紙をもらったんです。もらったその場で読み始めたら、「ここで読まないでください!」って言われたり(笑)。
――普通、あとで読みますもんね。
重道:いま読む! って言ってメンバーの目の前で読みました(笑)。みんな感動的なことを書いてくれていて…。それと写真アルバムを作ってくれて、メンバーやスタッフさんの言葉も集めてくれたり…。
――泣きました?
道重:感動はしたけど、その時は涙は出ていないです(笑)。メイクもしていて、完璧な私でステージに出たいと思っていたので! 我慢しました。
――そして、伝説となった卒業ステージを終えました。
道重:楽屋では、泣いてるメンバーもいたし、近寄ってきて「寂しい」って伝えてくる子もいました。メンバーと最後の集合写真を撮ったり、一人一人と撮ったり、撮影会が始まって(笑)。先にメンバーが楽屋を出て、私は一番最後までいてみんなを見送る形になったんです。その時のメンバーは本当に帰りたくなさそうで…。その姿が愛おしすぎて、「帰らないで!」って思ったのを覚えていますね。
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