現役ジムトレーナー&芸人・青木マッチョが伝授! “続ける”ための筋トレ七箇条

ウェルネス
2025.02.01

青木マッチョさん

現役のジムトレーナーでもある話題の芸人・青木マッチョさん。筋トレを開始したのは、中学1年生の頃。

軽めの負荷&習慣化が長く継続する秘訣に。

「不良に絡まれない外見になりたくて始めたのですが、その後ラグビー部に入部したり消防士になったりと、筋トレをやめるタイミングがなかったんです。今も芸名を“マッチョ”にしたからには、鍛えるしかなくて(笑)。ただ、筋トレが自信に繋がっている部分も。僕は昔から自分に自信がないので、筋肉があることでようやく普通のマインドを保てる感じがします」

現在は1日1時間、部位ごとに鍛えることを日課にしているそう。

「僕の芸風として、体が大きいほど、普通の行動でも面白く見えるからいい。今はそれが筋トレのモチベーションですね」

では、anan読者がモチベーションを維持するには?

「僕はインスタに全行動を上げていて、それが後押しになる部分も。筋トレのアカウントを作り、日々記録することをおすすめします」

一方、“鍛えてムキムキになるのは嫌”という人もいるけれど…。

「普通の筋トレだけでムキムキにはなれません(笑)。ただ、ベンチプレスだと100kgを10回上げるより50kgを20回のほうが筋肉は大きくなりにくい。筋肉を大きくしたくないなら、軽い負荷の運動をしっかり行うことが大切に」

青木マッチョさん直伝! “続ける”ための筋トレ七箇条!

1、まずは0と1の違いに自信を持つ。
“週3回はやらなきゃ!”など、運動へのハードルが上がると途中で断念しがち。「最低週1回でいいし、疲れている時はスクワットだけでもいいんです。0と1は全然違うので、少しでも何かをやることが大切。余裕が出てきたら、回数やメニューを増やしましょう」

2、追い込みすぎないことこそが正義!
筋トレ初心者が継続できない理由のひとつが、最初に頑張りすぎること。「肉体を追い込むと達成感はあるけれど、筋肉痛で筋トレの間隔が空いてしまい逆効果に。自分に合う運動量を見極め、体が慣れてきたら徐々に負荷を上げていくことが続ける秘訣です」

3、体重計より、鏡で自分を見る。
体重がなかなか変化しないと、運動のモチベも下がりやすいもの。「体重や体脂肪はちょっとしたことで上下するので、一喜一憂するのはもったいない。それより鏡を頻繁に見て、“ここをもっと引き締めたいな”とボディラインで考えたほうがいいと思います」

4、失敗は忘れて、成功体験を大切にする。
筋トレ時に付き纏うのが“ちゃんとできていないかも…”という不安。「意識する点が多いので、最初は完璧にできなくて当然。ベンチプレスもまずは肩甲骨を意識して、成功したら腹筋をプラス。そうやって成功体験を重ねながら続けることで、効果を実感するはず」

5、効果が見えてこなかったら、食事を見直してみる。
運動の効果が出ないのは、食事が原因の場合も。「どれだけ筋トレをしても、筋肉を育てる材料がなければ変化は出にくいもの。栄養の量とタイミングが重要なので、筋トレ前に炭水化物&後にタンパク質を摂取することを意識して。ビタミンや亜鉛も摂るとより◎」

6、自分が満足できるカラダになれれば、それでいい。
「もっと痩せたら?」「そんなに鍛えなくてもいいのに」などの他者からの言葉は気にしないのが一番。「理想とする肉体は人それぞれなので、誰かの言葉に左右されないほうがいいと思います。自分が満足する肉体になるために頑張る、そこにフォーカスしましょう」

7、すべての基本はスクワットにあり!
青木さんが“筋トレの基礎”と語るスクワット。「脚やお尻はもちろん、姿勢保持に体幹も使うので、実は全身運動なんです。大きな筋肉を使うことから代謝UP&消費カロリーも多くなり、ダイエットにも最適。老後のためにも、毎日15回×2セットを目標に継続を」

PROFILE プロフィール

青木マッチョ

あおき・まっちょ 1995年7月31日生まれ、愛知県出身。2022年にお笑いトリオ・かけおちを結成。’24年11月より、相方の赤木ぼうずとコンビとして活動。野田クリスタルが発案したクリスタルジムのトレーナーも務める。

写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER) 取材、文・真島絵麻里

anan2432号(2025年1月29日発売)より

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No.2432掲載2025年01月29日発売

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