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レザージャケット¥759,000 ベスト 参考商品 パンツ¥154,000 ベルト¥63,800 ネッ クレス¥104,500 パールネッ クレス¥120,000 バングル¥148,500 ブレスレット¥159,500 ※ すべて予定価格(以上CELINE HOMME BY HEDI SLIMANE/セリーヌ ジャパン☎03・5414・1401)その他は本人私物
――今回のシングルは、「セクシー」がテーマになっているそうですね。岩田さんが考える「セクシー」や「色気」とは?
「セクシー」という言葉から想像すると、肌の露出であったり表情の見せ方とかがイメージされると思うんです。それを分かりやすく表現しすぎるとダサくなっちゃうので、バランスが難しいんですよね。それに、セクシーさを狙いにいかないときにこそセクシーさが出るものだと思ってるんですよ。僕が誰かに色気を感じるのは、隙を見つけたとき。気を張ってる人の弱い瞬間が見えたときにも感じるし、逆もしかりです。普段は気が抜けているのに、スイッチがオンになったときに急に輝いて見えたり、かっこよく見えたりすることってありますよね。そういうときにグっときます。
――三代目J SOUL BROTHERSのメンバーに関しては、それぞれに色気を感じますか?
まあみんなもういい大人なんでね。それぞれのスタイルがあって、そこが色気になっていると思います。みんな、好みがはっきりしてるんですよ。それぞれの部屋を見るとその好みがわかります。
例えば健二郎だったら、サブカルチャーやDIYが好きだし、そういうものが部屋にも表れてる。憧れている先輩のライフスタイルやファッションとかにも影響を受けながら、それによって本人のファッションやスタイルなんかもでき上がってきているんですよね。そういう自分のスタイルのあるところが色気に繋がっているんじゃないかと思います。
ELLYの場合は、ミックスルーツだったりするので、もともといろんな要素を持っているところがあるんですよ。それに加えて、色気をわかりやすく表現できる人なんですよね。彼の場合も、憧れているものや、目指してきたアーティスト像がはっきりしていて、やりたいことが明確なんです。自分を活かすことのできるファッションやダンス、音楽について、自分自身でよくわかっているので、そこが色気になっていると思いますね。
NAOTOさんは、何か決まったスタイルのセクシーさや色気を目指すというよりも、オールマイティでなんでもできちゃうタイプなんです。他のメンバーみたいに、こういうスタイルだから色気があるというよりも、ステージに立っているときと、オフの柔らかい感じとにギャップがあって、そこに色気を感じますね。
今市くんは、なんですかね、やっぱりどっかルードなところとかワイルドさがあって、そこが魅力なんじゃないかと。何をやってても、どんな格好をしてても、どこかそういうルードな魅力が出ちゃうんですよね。それなのに、笑ったときはかわいらしくて、ただの少年になる感じ、そのギャップに色気があります。
直己さんは、もうね、大きいし、雰囲気があるから、もうそれだけでセクシーだと思う。メンバーの中でも、海外の人に届くセクシーさが一番備わってますよね。雰囲気持ってるのは昔からですよ。今はだいぶ落ち着いて大人っぽくて上品な感じになってきましたけど、昔は昔でワイルドな感じもあって、ダンサーとしてもすごかったし、今も鍛えてるし、ビジュアルからアジアのセクシーさがにじみ出ている。アジアン…ビューティー? は違うか(笑)。アジアンセクシーだと思います。
――最後にØMIさんはいかがでしょう。
本当に、この人こそ自分がやりたいスタイルを表現してきた人ですよね。自分のブランディングもわかってるんですよ。今、若い子のロールモデルになってるのも、長年ブランディングをしてきたからこそ。それと、普段はツンツンしてる感じに見えるかもしれないけれど、話すと熱いところもあるし、急に笑顔でキラッキラになったりするんです。これもギャップセクシーかもしれないですね。
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ニット¥242,000 ※予定価格(CELINE HOMME BY HED I SLIMANE/セリーヌ ジャパン☎03・5414・1401)その他は本人私物
求められるために、がんばってきたんです。
――では、ご自身のセクシーさ、色気については、どう思われますか?
僕はちょっとセクシーとはかけ離れた生き方をしてるんじゃないですかね。本当に泥臭く一生懸命にやるっていうことが、人間の魅力だと思ってやってきたので、それが色気だと見てもらえたらいいんですけどね。いわゆる「抜け感」がないタイプなんですよ。他のメンバーみたいにうまくプライベートと仕事のバランスをとったりもできないし…。本当に「抜け感」がない。もう馬車馬のように働いてるから、僕の場合は「馬車馬セクシー」かもしれない(笑)。
――「馬車馬セクシー」ですか(笑)。いい感じに言い換えると、いつでも張り詰めてるという感じなんですかね。
ずっと緊張はしてますね。でも、自分の良さはそこだと思って、自覚してやってる感じはあります。もうずっと「何でもやります」って言って無骨にやってきました。
――「抜け感」がないとか「馬車馬のように働いてきた」とおっしゃられますが、休んだり癒されたりはしていますか?
今までは、休んだら自分が必要とされなくなるんじゃないかって思って、そっちの不安が勝ってしまっていたんです。誰かに求められるためにがんばってきたんですよ。実際、そういうマインドがあるから、この仕事が向いてると思うところはあるんです。でも、僕みたいに泥臭くなんでもやる人もいれば、そうじゃない人もいるから、三代目J SOUL BROTHERSというグループがギリギリのバランスでアーティストでいられるんじゃないかとも思うんですよね。それだから、尖ったかっこよさみたいなものが失われずにいるのかもしれません。
――今回、いろんな「色気」のある写真を撮影しましたが、岩田さんはデビュー前後はもう少しいかつい感じの風貌のイメージがありました。今のような「色気」とはまた違う部分もお持ちだったんじゃないかと思います。だとしたら、今のような雰囲気の岩田剛典ではない岩田さんになった可能性もあるのではと思うのですが、そのあたりはどう思われますか?
さっき、求められてなんぼっていう話をしましたが、自分が求められる方向が、僕のやりたい方向なんですよ。だから、いつ気付くのかにはよりますけど、遅かれ早かれ、今のような自分にはたどりついていたんじゃないかと思います。
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撮影の様子はInstagramで!
PROFILE プロフィール
岩田剛典
いわた・たかのり 1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー、俳優。ソロ歌手として2022年と2024年にツアーを開催。 主演ドラマ『フォレスト』がテレビ朝日系で放送中。ソロシングル『Phone Number』が発売中。