人の名前が覚えられない、読んだ本の内容をすぐに忘れてしまう…。そんな記憶に関するお悩みは、記憶のメカニズムと忘れないコツをしっかり掴んで改善しよう! 記憶の専門家・宇都出雅巳先生が「何だっけ?」を解決する“思い出し術”を教えてくれました。
昨日のランチ何を食べたんだっけ…?
【経験や行動から引き出す】「大人になるほど、知識などの記憶より経験した記憶のほうが優位に。特にど忘れした場合、そのものを思い出そうとするより、関連する経験や行動をまず思い出してみて」
思い出したい記憶に固執せず、昨日の午前中は会社にいたか、お昼は誰とどこに行ったかなど、自分の行動から辿っていこう。
あれ、よく知っているはずの地名や言葉が出てこない!
【周辺情報から攻める】「定着している記憶でも、思い出す過程で脳の回路が別の情報と強く結びついてしまい抜け出せなくなることが。すぐに諦めず、この場合は別の方向から辿るとうまくいきます」
例えば、ある映画に出ていた俳優を思い出したいなら、ストーリーや場面、ほかの登場人物を思い浮かべていくと出てきやすい。
…いま、何をしようと思って席を立ったんだろう。
【体感覚を使う】自分がしようとした行動を忘れてしまったら、それを思いついた場所や状況まで戻ってみると記憶が呼び覚まされることが。
「記憶は体感覚とも結びついているので、例えば、腕を組んでいて思いついたことならそのポーズをして記憶がよみがえることも。手触りや匂いなども思い出す手段になります」
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