2月24日よりいよいよ、「プレミアムフライデー」が実施されます。これは、月末の金曜日は、午後3時に仕事を終わらせ、買い物をしたり、食事に出かけたり、旅行したりするなど、豊かな時間を過ごしましょうという、経済産業省と経団連(日本経済団体連合会)が推奨している取り組みです。
この背景には、慢性的な長時間労働問題があります。企業側から従業員に午後3時終業を呼びかけて、少しでも休めるようにしようというのが一つ。
また、余暇の時間を使って、少しでも個人の消費を伸ばしたいというのが大きな目的です。アメリカでは「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」という、年に1度、小売店などで大規模なセールが行われる日があり、それにちなんで名前がつけられました。百貨店や飲食店、航空会社などでは、プレミアムフライデーの特別割引やキャンペーンを企画しています。
ただ、実際に忙しい月末の金曜日に午後3時で仕事を終わらせられるのか。時間ができても、買い物をする経済的な余裕がない、と冷ややかに見ている方も多いようです。それでもこういう取り組みを始めるのは、働き方を変えるいいチャンスじゃないかと思います。
さらに一歩進めて、会社の副業規定をゆるめ、プレミアムフライデーの終業後は、自分の趣味や特技を活かした別の仕事ができるようになるとよいのではないでしょうか。語学教室や料理スクールで教えたり、フリーマーケットやネット通販でもなんでもいいのです。
勤めている企業の賃金を増やすことは難しいですが、お財布をいくつも持つ感覚で、複数の仕事ができればリスクも分散できます。また、他の仕事で培った人脈やスキルを本業に活かすこともできるでしょう。
最近では「プロボノ」といって、仕事で得た知識や技能を活かすボランティア活動が盛んになっています。最初はボランティアだったものがやがて仕事につながるケースも少なくありません。将来の不安があると、時短で休みができるよりも残業していたいと思いがちですが、できた時間をどう自分の将来に活かしていくか、真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
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