ある程度カラダを鍛えて実感を得たいけれど、キツいのはイヤ…というのが女子の本音。
「そんな人におすすめなのが、カラダの内部にあるインナーマッスルと、内ももなどカラダの内側の筋肉を鍛えるという2つの内側を狙った“内側筋トレ”。骨を支える役割などを担っているインナーマッスルは、エネルギーを燃やす力が大きいため、鍛えると効率よく基礎代謝がアップ。一方、内ももや二の腕の内側は、普段使わず脂肪がつきやすい部位。ここを鍛えると見た目の求心力が上がり、グッと引き締まって見えます。しかも、脱力系の動きでもOK」(ピラティストレーナー・千葉絵美さん)
メイクを落としながら…足指タオル掴みで筋肉復活。
内側筋トレは、使えていない筋肉を目覚めさせるもの。「その入門編として取り入れてほしいのが、足指の間の筋肉にスイッチを入れる動作です。ここは意識しないと動かさない筋肉の最たる部位。自分の意思と足指が連動するように訓練して、筋肉が起動する感覚を掴みましょう。代謝アップにもつながります」
ホームで電車待ちのときは、見られていることを意識する。
待ち時間など立ち止まったときに行いたいクセがこれ。「街中では、常に誰かに見られていると意識。頭を1cm引っ張り上げられているイメージで立つと、姿勢がシャンと美しくなります。また、脚は内ももを締めるように力を入れて。これで使われていなかった筋肉が活性化して、痩せスイッチがオンに」
テレビのCM中は…内ももを刺激!
短時間で内ももを引き締めて、細見えを狙う作戦がコレ。「太ももは外側に硬い筋肉があるため、そこが鍛えられてしまいがち。でも、外側に筋肉がつくと、脚が太く見えたり、O脚になってしまうことも。一方、ももの内側を鍛えれば、ほっそり美脚になれるんです。CMに入ったら、テレビの前に寝そべって!」
読書をしていて一息つくとき…床に座って、腹横筋を強化。
脂肪燃焼を促すインナーマッスルを鍛えるトレーニング。「ターゲットは、お腹の深部をコルセットのように囲っている腹横筋。大きな筋肉のため、ここを鍛えるとエネルギーを燃やす力が効率的に上がるということと、ウエストのくびれにもつながるという2つの効果が期待できます。お腹にグッと力を入れて」
食事の後には、後ろ手合わせで二の腕を締める。
あまり使わずたるみがちな二の腕をすっきりシェイプ。「ここは外側を鍛えるとマッチョに見えてしまいますが、内側を鍛えれば一転ほっそり。上半身を華奢に見せる秘策となります。椅子に座るシチュエーションがあれば仕事の合間でも実践OK。見た目はラクそうですが、それ以上に効いている感覚が持てるはず」