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伊勢神宮の「初穂曳」「式年遷宮」とは? 今年はお祭りに参加したい!|anan総研神社部

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2024.12.02

4年目を迎えたanan総研の「anan総研神社部」が2024年も始動! 新メンバーが加わり、前回伊勢神宮で見学した「神嘗祭」や、「神嘗祭」と関わりのある「初穂曳」「式年遷宮」について、全3回にわたって深堀りします。第1回となる今回は、伊勢神宮や伊勢旅行に関する総研アンケートの結果を紹介、神嘗祭を祝って行われる「初穂曳」について調べてみました。【PR・神社本庁】

2024年度「anan総研神社部」メンバーを紹介!

左から、市岡彩香さん(anan総研No.147)、黒川美南さん(anan総研No.401)、岩根沙恵子さん(anan総研No.304)、小谷津友里さん(anan総研No.370)。

座談会に参加したのは、anan総研神社部として活動している岩根沙恵子さんと市岡彩香さん、そして今年から参加した小谷津友里さんと黒川美南さんの4名です。

市岡 昨年「anan総研神社部」に参加して、伊勢神宮の神様、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の力を宿したお神札(ふだ)「神宮大麻(じんぐうたいま)」のことを知り、自宅の神棚にまつって日々手を合わせています。

黒川 子どもの頃から日常的に神社に参拝していたから、身近な存在。最近は行きたい神社をリストアップしていて、参拝を目的に旅行先を決めることが多いです。

小谷津 神社は気持ち的に背筋が伸びる神聖な場所。大人になってから神社の歴史や建築様式を学ぶことが好きになって世界遺産検定1級を取得し、世界遺産に登録されている神社を目当てに旅行することもあります。

岩根 昔から仕事の節目などに神社へ行っていたけど、昨年「anan総研神社部」として伊勢神宮の「神嘗祭(かんなめさい)」を見学してからさらに特別な存在に。伊勢はグルメも堪能できるから、旅行先としてもおすすめだよ!

市岡 私まだ伊勢神宮へ行ったことがないんだよね。anan世代の女性はどれくらいの人が訪れたことがあるんだろう?

anan総研メンバーに、「伊勢神宮」「伊勢旅行」についてリサーチ!

全国の神様の中心であり、日本人の総氏神として仰がれている天照大御神がまつられている「伊勢神宮」。正式名称は「神宮」ですが、「伊勢神宮」や「お伊勢さま」と称され、日本人なら誰もが知る神社です。

そんな伊勢神宮や伊勢旅行について、anan総研メンバーにリサーチしました。

Q.伊勢神宮に行ったことがありますか?

anan総研メンバーにアンケートをしたところ、伊勢神宮に参拝したことがある人は24%という結果に。

黒川 伊勢神宮へ行ってみたいと思っていても、まだ訪れたことがない人が多いね。昔から「一生に一度はお伊勢参り」と言われるほど、伊勢参宮旅行は庶民の憧れだったんだよね。

市岡 そうそう。その伊勢神宮と国民とを繋ぎ、ご利益をいただけるものが、伊勢神宮のお神札「神宮大麻」なんだよね。当時は「御祓大麻(おはらいたいま)」と呼ばれていて、江戸時代後期には全国の九割以上の家庭で祀(まつ)られていたんだって。

Q.伊勢に行ったら何を食べたいですか?

スイーツをはじめ、海鮮や伊勢うどんなどのグルメを楽しみにしている人が多いことがわかりました。

小谷津 赤福もうどんも大好きだからいつか必ず行きたい! 伊勢は海も近いから、海産物も美味しいんだって!

岩根 昨年行った「おかげ横丁」は、伊勢グルメが集結していて、歩いているだけで楽しかったな〜。あ、そうだ! 昨年、五穀豊穣の感謝祭「神嘗祭(かんなめさい)」を見学するために伊勢神宮へ行った時に、「神嘗祭」に併せて「初穂曳(はつほびき)」というお祭りが行われていると聞いて、気になっているんだよね。

伊勢神宮でもっとも重要なお祭り「神嘗祭」を祝って行われる「初穂曳(はつほびき)」とは?

「神嘗祭」とは、毎年10月15日から25日にかけて三重県の伊勢神宮で行われる五穀豊穣の感謝祭のこと。神宮で年間1500回ほど行われるお祭りの中で、もっとも重要なお祭りとされています。

「神嘗祭」は、皇室の御祖先にあたる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、天上の高天原から地上に降り立たれる際に、天照大御神から種籾となる稲穂を賜り、地上での米作りが始まったという神話に由来しています。お祭りでは、その年の最初に収穫した稲穂である「初穂(はつほ)」を天照大御神にお供えし、「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)」と「奉幣(ほうへい)」を中心に執り行います。伊勢神宮でもっとも重要とされるお祭り「神嘗祭」を祝って行われる「初穂曳」が気になった総研神社部のメンバーは、「初穂曳」について調べてみました。

神社本庁提供

小谷津 「初穂曳」は、 神嘗祭 を祝ってその年に収穫した稲を神宮に奉納する行事みたい。お米の稔りに感謝を込めて、10月15日に奉曳車(ほうえいしゃ)で外宮へ、10月16日に初穂船で内宮へ、それぞれ奉曳・奉納するんだって。

黒川 伊勢の街中から外宮まで、新穀を積んだ奉曳車をひいて運ぶんだね。伊勢市民をはじめ、県内外の特別神領民などが曳手として毎年約1,200人も参加するほど大きな行事なんだって。

市岡 「初穂曳」は、20年に一度行われる「式年遷宮(しきねんせんぐう)」に関連しているみたい。

岩根 すでに次の「式年遷宮」の準備が始まっているというニュースを観たんだけど、実はあまり詳しく知らない…。どんなことをするんだろう?

Q.伊勢神宮で行われる「式年遷宮」を知っていますか?

「なんとなく知っている」「知らない」を合わせると、約7割が「式年遷宮」について詳しく知らないという結果に。

黒川 「式年遷宮」は、社殿や御装束神宝などを新しくして、大御神に新しい御正殿にお遷りいただく神宮最大のお祭りで、20年に一度行われているらしいよ。私、実は2013年に行われた前回の「式年遷宮」のときに、家族で伊勢神宮を訪問しているんだよね。

岩根 ということは、次回の「式年遷宮」が行われるのは2033年なんだね。「式年遷宮」に向けて、伊勢神宮ではどんな準備をしているんだろう?

市岡 「神嘗祭」や「初穂曳」は、「式年遷宮」との関わりが深いんだって。もっと詳しく知りたいから、実際に行って調べてみよう!

伊勢神宮の「初穂曳」に総研神社部が参加します!

岩根 「神嘗祭」を祝って行われる「初穂曳」にはどんな意味があるのか気になる。

黒川 伊勢神宮で行われる行事に、一般の人が参加できるってすごいことだよね。

小谷津 いつから行われているお祭りなんだろう?

市岡 「初穂曳」と「式年遷宮」との関係も知りたい!

昨年見学した「神嘗祭」を祝って行われる「初穂曳」について気になり始めた4人。次回は、三重県にある「伊勢神宮」を実際に参拝し、その年のお米の稔りに感謝し、お初穂を神宮に奉納する「初穂曳」に参加します!

mini column 01 :「神宮大麻」って?

「神宮大麻(じんぐうたいま)」とは、全国の神さまの中心であり日本人の総氏神として仰がれる、伊勢神宮の神様・天照大御神(あまてらすおおみかみ)の力を宿し、「自宅でもまつることができるように」と奉製されたお神札のこと。

神社にはそれぞれの神様がまつられています。お神札には、その神社でまつっている神様の力を宿したお神札と、伊勢神宮の神様・天照大御神の力を宿したお神札「神宮大麻」とがあります。「神宮大麻」は全国の神社で頒布されており、基本的に、神職がいる神社では受けることができますが例外もあります。

「神宮大麻」は、お正月を迎える前に、伊勢神宮から日本全国の神社を通じて頒布されるので、毎年、新しい「神宮大麻」を受けると共に、地域をお守りくださる氏神様や、崇敬する神社のお神札を一緒に神棚におまつりして、ご家庭の一年の無事と幸せを祈るのが、日本の習わしとなっています。

神宮大麻について詳しくはコチラ

写真・大内カオリ、グラフイラスト・王 悠夏、文・三谷真美

WRITER ライター

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