水と火のパワーがぶつかり合い、摩擦が生まれやすいキッチンは、調和を心がけた対策を施して。
キッチン
上げてくれるのは…【対人運・健康運】
運は人が運んでくるものなので、対人運を司るキッチンを整えて、運のベースを底上げしたい。「サビや焦げなどの汚れを放置していると運気を落としますし、欠けた食器などを使い続けるのもマイナス」(愛新覚羅さん)。キッチンは、相反するエネルギーの“水”と“火”の気がぶつかり合う場所。「フライパンや鍋など火を扱う器具はコンロの近くに置き、食器やグラスなど水に関わるものはシンクの近くに置くよう整理すると、摩擦が起きにくくなり、運気低迷を防げます。また、“水”と“火”のエネルギーの衝突を中和させる“木”の気を取り入れるのも大事。まな板を木製のものにしたり、小さな観葉植物を飾るといいですよ」(愛新覚羅さん)。目には見えにくいけど、案外汚れが溜まっているのが床。「スリッパに汚れがつき、そのまま歩き回れば家中に汚れが広がります。汚れで運気を下げないためにも、普段履きとは別にキッチン用のスリッパを用意して」(愛新覚羅さん)
1.シンク
油膜で汚れているシンク全体を食器洗いの感覚で丸洗い。
普段料理をあまりしなくても、水を流すだけで白く汚れていくシンク。「シンクまわりのものを全部移動させてから、食器用洗剤を使いスポンジで丸洗い。蛇口の元や排水口付近のヌメリ汚れはブラシでかき出します。やる前、やった後を写真に撮って比べてみると、違いが歴然とわかり、いつもこの状態をキープしたいと思うはず」(木村さん)
2.蛇口
水垢汚れが蛇口を曇らせる原因。表も裏も洗い、乾拭きで仕上げて。
「鏡だけでなく、鍋やグラス、蛇口など、本来輝いているものが曇っていると運気を滞らせる原因に」(愛新覚羅さん)。蛇口は視界に入りやすく、美しく磨き上げると視覚的プラス効果が高い、と木村さん。「蛇口の表だけでなく、裏のヌメリ汚れもクエン酸か中性洗剤でしっかり洗いましょう。その後乾拭きをすると一気に輝きを取り戻します」
3.床
汚れを取ってから床を磨くと、まるで台所全体が浄化されるよう。
「掃除機でホコリや髪の毛を取り除いてから、住まい用の中性洗剤を使い、付着したベタベタした汚れを落とします。その後乾拭きで仕上げると、サラサラの床になります」(木村さん)。風水掃除の中でも、浄化の効果が強いとされる雑巾がけ。「心身を清める行為でもあるので、隅々まで心を込めて行いましょう」(愛新覚羅さん)
愛新覚羅ゆうはんさん 占い師、風水師、開運ライフスタイルアドバイザー。清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。近著は『いちばんやさしい風水入門』(ナツメ社)。https://aishinkakura-yuhan.com/
木村由依さん お掃除オーガナイザー(R)。「クリスタルミューズ」代表。思考の整理から始め、個人に合った掃除、片付けをトータルでサポート。オンラインサロンも主宰。https://crystal-muse.com/
※『anan』2020年12月30日-2021年1月6日合併号より。写真・黒川ひろみ 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)