コンプレックスを捨てる。
「私は30代後半から、外見的・内面的なコンプレックスを一つ一つ潰しています。メイク・歯の矯正・脱毛・ファスティング施設での体質改善など。そうして自分を少しずつ変えることができました」(松尾さん)
「コンプレックスは克服により成長できるので、無意味ではありません。ただ乗り越えるために頑張りすぎると、ダイエット同様リバウンドが起き、余計傷が深くなることも。等身大の方法で克服しましょう」(小高さん)
「でも」「だって」を捨てる。
「人は年を重ねるごとに“自分”が確立されますが、それは柔軟性が失われるのと表裏一体。会話のときに、まず否定から入ってしまう人は、変化や自分磨きできる貴重なチャンスを逃してしまいます」(松尾さん)
「実はこの言葉、痛いところを突かれ自尊心が傷ついたときに、口に出るもの。まずは自分の弱さを受容してあげましょう。そうすることで自然に虚勢を張らなくなり、“でも”や“だって”は減少します」(小高さん)
他人の物差しを捨てる。
「人の人生を知ることは大事。でもそれを基準に自分を測ると、劣る部分ばかり気になり、心が苦しくなる。それは本当に欲しいものなのか、やりたいことなのか、自分に問いかけてみるといいと思います」(松尾さん)
「比較自体は悪ではありません。大事なのは“羨ましい”と思う理由。ただの嫉妬なら、結局それは自分の首を絞めるだけなので、SNSを遮断したりなど、相手と物理的に距離をとり、内観してみましょう」(小高さん)
思ってもいない相槌を捨てる。
「嫌われたくないから相手が望む言葉を口にしたり、本心とは異なる意見に頷いたり…。昔の私はまさにそうで、後から必ず自己嫌悪に陥りました。意に反する同調をやめるだけで、自己嫌悪と決別できます」(松尾さん)
「人は“役割的性格”を演じ生きている部分もある。“今は曖昧な相槌を打たない役割”と思い、それを演じ、癖づけることから始めてみては。すぐに癖づくものではないので、長期的に取り組むことが大事」(小高さん)
ネガティブな人を捨てる。
「会うと妙に疲れたり、モヤモヤが心に残る人っていませんか? たとえばあなたの行動に、常に否定的な意見を言うとか…。いつもあなたを否定する人とは、距離を置くべき。それだけで視界が開けます」(松尾さん)
「人間関係にも“卒業”のタイミングがあります。相手と離れたいときは、なぜその相手を自分が引きつけてしまったのか、それをしっかり考えると、その後の人生で役立つ何かが学べる。無駄ではありません」(小高さん)
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