“発酵食を作る=時間も手間もかかる”というのは大きな誤解。誰でも簡単に作り置きできる発酵常備菜を紹介。まずは一品から毎日の食事に取り入れていけば、これからの季節、体もお肌も夏バテ知らずに。

作り置き発酵食が腸活も時短料理も叶える。

乳酸菌たっぷりの発酵食は、摂取すると消化・吸収が促進されて、腸内の善玉菌が活性化。毒素を分解し、排出の手助けもしてくれる腸活にぴったりの食べ物。その中から、発酵生活研究家の栗生隆子さんが今回教えてくれたのは、冷蔵庫でゆるやかに低温発酵させて仕上げる発酵常備菜。

「今回の常備菜は、仕込んだ後は時々蓋を開けてガス抜きするくらいでOKのほぼ手間いらず。長期保存ができるのも魅力です。保存瓶や道具は煮沸消毒までは不要ですが、清潔なものを使うことが失敗しないコツ」と栗生さん。

シンプルな材料で作る初心者向き発酵食で、消化促進にうってつけのドイツの漬物「ザワークラウト」のレシピです。

【ザワークラウト】植物性乳酸菌×食物繊維

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【材料】(作りやすい分量)

  • キャベツ…1/2玉(約500g)
  • 塩…小さじ1~2
  • キャベツの外側の葉…1枚

【作り方】

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1.キャベツを洗い、外側の葉以外を千切りにする。

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2.ボウルに千切りしたキャベツと塩を入れて、しんなりするまで、よく揉みこむ。

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3.清潔な瓶に2のキャベツと汁をすべて入れて、外側の葉を上にかぶせる。
4.瓶の蓋をして、夏場は半日~1日、冬場は2~3日、常温に置く。その後は冷蔵庫で低温発酵にする。4日目ぐらいから酸味がで始め、日に日に酸味が増す。

【POINT】

  • 瓶に詰めるときは空気を押し出すように。
  • アントシアニンが豊富な紫キャベツも同様に。

栗生隆子(くりゅう たかこ)さん 発酵生活研究家。長年患っていた腸の病気が発酵食&冷えとり生活を始めて完治。その経験を活かして講演や執筆活動などを行う。発酵食に関する著書が多数。

※『anan』2020年7月22日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・野尻和代 撮影協力・UTUWA

(by anan編集部)

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