レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『will o’wisp(ウィル オ ウィスプ)』のカツサンドとバターチキンカレーです。
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光安北斗シェフの経歴を聞いてかなり興味をひかれた。20歳を過ぎてパリで料理修業を始め、7年後にはブルックリンの伝説の店『Battersby』でモダンアメリカ料理を体験。帰国後は、代々木八幡の人気ビストロ『PATH』で3年キャリアを積む。そして今年2月16日待望の独立。料理も店も個性的な期待の星! と思ったが、運悪く新型コロナウイルスの影響で夜の営業がままならず、ランチ&テイクアウトを4月上旬にスタートさせた。これが意外にいい感じなのだ。

メニューはサンドウィッチやカレーなど6種前後。たとえばカツサンド。赤身が食欲そそるビーフカツレツは、日本的とんかつサンドとは全く別物だ。冷めても美味しい秘密のソース(フレンチ基本の肉汁ソース、ジュ・ド・ヴィアンドに、鶏の出汁をプラス)や、キャベツと一緒に『ブラン・ア・ラ・メゾン』に特注のレシピで作ってもらったパンで挟んでいる。バターチキンカレーは、ブルックリンで、知り合いのインド人から教えてもらった本格的なスタイル。「日本人にも食べやすいよう、スパイスは控えめ、自家製金柑ジャムを隠し味にしています」

実力あるシェフは新しい味を創造する。人類がウイルスに負けない底力はここにある。

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右から、「白石牛のカツサンド」¥1,500、「バターチキンカレー」¥1,200。ランチ&テイクアウトメニューはほかに「旬魚のフィッシュバーガー」¥1,400、「天草大王のチキンサンド」¥1,200など。

will o’wisp 東京都渋谷区幡ヶ谷1-33-2 YUKONAビル1F TEL:03・5738・7753 ランチ&テイクアウト(要予約)12:00~14:00LO、ディナー18:00~23:00LO 不定休

※『anan』2020年5月13日号より。写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子

(by anan編集部)

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いくら説明しても分かってもらえないので、実際に体験してもらうほうが早いと考える傾向がある日です。同じ経験をすることでの絆や共感――といえば柔らかく温かな印象すらありますが、実際には強引さや強情さが出やすい日ですので、無理筋なことを言ったりしたりするのは避けましょう。何事も穏やかに、素直に接して吉です。

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