フランスのカヌレやイタリアのパンナコッタに、アメリカンなベイクも盛りだくさん。そしてシグネチャーはメキシコのミルキーなケーキ、「トレス・レチェ」! 国境をこえてお菓子が並ぶ『Megan bar & patisserie』のショーケースを前にしたら、誰だって目移りしてしまう。
気鋭のパティシエチーム「タンジェント」とコラボして生むお菓子は、トラディショナルでシンプル。国にはこだわらないがおいしさへの工夫は抜かりない。カヌレはラム酒とバニラの香りが溢れるほどたっぷりで、しっとりしたパウンドケーキは、発酵バターの旨味が優しくも力強い。さらに、「クラシカルなお菓子にもミーガンらしいテイストを忍ばせています」とペストリーシェフ。
エンガディーナはとりわけユニーク。くるみと柔らかなキャラメルをクッキー生地で包んだスイスの伝統菓子で、日本のパティスリーでもわりと見るけど、カルダモンを効かせるのがミーガンスタイル。しかもこのカルダモン、店内でホールから挽いているから、わきたつ香りがなんとも鮮やか。さくほろ、ねっとりと賑やかな口当たりの中で、チャイにも似たエキゾチックなアロマに包まれる。素朴でいてあか抜けている、遊びのきいたクラシックをあれこれ楽しんで。
左から「カヌレ」各¥300、「発酵バターのパウンドケーキ」各¥400、「エンガディーナ」各¥350。小麦粉はすべて北海道産。国産ならではのしっとりもっちりした食感もおいしい要素。(価格はすべて税込み)
Megan‐bar & patisserie 東京都渋谷区東1‐29‐3 SHIBUYA BRIDGE B棟1F TEL:03・5962・7648 8:00~23:30LO(日・祝日~17:00 パティスリーは10:00~18:00、日・祝日~17:00) 不定休
チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。
※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico
(by anan編集部)
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