とろりと色っぽく舌にとろけると、たちまち可憐な香りに満たされる。食後の余韻まで美しく、ひと匙でみずみずしいバラのアロマに溺れそうになった。聞けばこのアイスクリーム、ミシュラン星付きレストランが愛用する、無農薬栽培エディブルフラワー専門店が手がけたという。
しかもレシピは、「香り」を核とした料理に今、世界が注目する『TIRPSE』田村浩二シェフの作。バラは平塚で自然栽培される「YOKOTA ROSE」をメインに、重厚に香る奥出雲の「さ姫」もブレンド。世のローズスイーツは既製のバラエキスなどで作ることが多い中、フレッシュなバラをたっぷり使いアンフィゼ(香りを液体に移す)していく。「ローズバニラ」にはバニラにトンカ豆と、バラと同系の香りも重ねて。個性強めの香りがそっと脇役に回り、バラのアロマをより膨らませてくれるみたいだ。
今年5月には佐賀・嬉野の茶葉ブランド『EN TEA』とコラボし、緑茶のアイスも始めた。土作りから取り組むオーガニック茶葉を茶師・松尾俊一さんがこのために調合。茶のポテンシャルを全て引き出したアイスは、舌にのせると奥ゆかしく妖艶な上級茶特有のニュアンスを醸しだす。「香りを食べる」夏の初体験、お茶かバラか、どっちからいく?
左、中・FRAGLACE Rose(バニラ・チョコ食べ比べセット100ml×6カップ入り〈各3個〉)¥5,000。まずはそのまま、次にバラのコンフィチュールをあとがけで。バラの花びらは柔らかで、フレッシュなアロマがはじけるよう! 右・FRAGLACE tea(100ml×6カップ入り)¥4,000。
FRAGLACE webサイト(https://fraglace.jp/)
にて販売。送料は全国一律¥1,200(¥10,000以上送料無料)。
チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。
※『anan』2018年7月11日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico
(by anan編集部)
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