
左から、渡邊圭祐さん、上・小関裕太さん、下・本島純政さん、東島 京さん
2005年に始まったアミューズ・ファン感謝祭。それは、日ごろ、舞台や、ドラマ、映画などそれぞれの現場で活躍する俳優たちが一堂に会し、歌あり、トークあり、時にコントまでもおこなうスペシャルなステージ。今年の参加組から、小関裕太さん、東島京さん、本島純政さん、渡邊圭祐さんが登場。常にグループで動いているわけではない彼らが、その一瞬に放つ“チーム力”の秘密を解き明かします。
Index
20年を振り返る! ハンサムたちの軌跡
この20年の間のエポックメイキングな出来事をピックアップ。ステージを彩ってきた楽曲や出来事を振り返ります。
2005年:ファン感謝祭スタート!「Merry Xmas Party」
橋本淳さん、平岡祐太さんらアミューズ所属の若手俳優5人によるファンイベント「Merry Xmas Party」としてスタート。ゲストとしてPerfumeなどのアーティストも参加。公演後には、メインキャスト5人によるバラエティ番組も制作された。
2012年:初のフルアルバムを発売し、オリジナルユニットで楽曲披露「SUPER ハンサム LIVE 2012」
前年に披露したオリジナル曲3曲のビデオクリップと新曲12曲を収録した予習+復習サウンドトラック『THE HANDSOME SHOW』を発売。この年の公演には、佐藤健さん、三浦春馬さん、神木隆之介さん、賀来賢人さんを筆頭に10数人が参加。台北やソウル、香港でもライブビューイングがおこなわれた。
2017年:「HANDSOME FILM FESTIVAL 2017」鈴木おさむさんの脚本で、7本のショートフィルムを上映
歌とダンス中心のこれまでのスタイルから、ハンサムメンバーが出演したショートフィルムの上映&ミニライブの構成に。学校を舞台に、映画部に所属しているメンバーたちの青春を、7人の映像クリエイターが描き出した。
2020年:「15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE『JUMP→with YOU』」新たに7名を迎え、3世代が一堂に会するかたちで15周年を祝う
両国国技館でおこなわれた15周年公演には、2017年の公演に出演しなかった先輩ハンサムたちもアニバーサリーゲストとして参加。また、ライブに先行して発売されたアルバム『15th Anniversary SUPER HANDSOME COLLECTION「JUMP→」』に収録された「I Treasure You」のMVでは神木隆之介が監督を務めた。
2021年:メンバー全員で作詞した「GET IT BACK!」を引っ提げて臨んだ「SUPER HANDSOME LIVE 2021“OVER THE RAINBOW”」
コロナ禍にメンバーたちが自ら声を上げスタートした「OVER THE RAINBOW プロジェクト」。その企画のひとつとしてメンバー全員が作詞に挑戦した楽曲「GET IT BACK!」が制作され、ライブでも披露された。また、4つのユニットが立ち上がり、バンドやラップ曲など新たなステージ表現に挑戦した。
2024年:「SUPER HANDSOME LIVE 2024“WE AHHHHH!”」世代を跨いだユニット曲で、楽曲の幅が広がる
2022年から、20周年に向けて「Go for 20th」と題したプロジェクトが始動。2023年にはミニアルバム『HERE WE AHHHHH!』が発売に。収録楽曲を中心に、翌2024年3月にライブも開催。“大型新人”として、松下優也さんが出演したことも話題に。
2025年:「20th Anniversary ULTRA HANDSOME COLLECTION“COUNT UP TO ZERO”」発売
20周年を迎え、それを記念したCD&Blu-rayが12月19日にリリース。新曲はもとより、長年愛されている定番曲の新規リミックスや、ハンサムたちの成長を収めた映像なども収録された豪華版。同時にハンサムの歴史を総ざらいできる記念本も刊行。
Information

「20th Anniversary ULTRAHANDSOME LIVE 2025“ZERO”」
普段見ることのないアミューズ俳優たちの豪華競演。20周年の節目を迎え、今回でいったんの終幕に
2025年12月27日(土)・28日(日) パシフィコ横浜 国立大ホール 座席指定券引換券1万2500円 出演・青柳塁斗、猪塚健太、岩崎友泰、植原卓也、太田将熙、甲斐翔真、小関裕太、徳永智加来、新原泰佑、林優大、東島 京、兵頭功海、平間壮一、福崎那由他、細田佳央太、松岡広大、松島庄汰、水田航生、溝口琢矢、本島純政、山﨑光、渡邊圭祐/石賀和輝、風間由次郎、栁澤貴フィコ、吉村卓也、渡部秀 キョードー横浜 TEL. 045-671-9911(月~金曜11:00〜15:00)
about“TEAM”
Q1、集団行動は得意? それとも苦手?
Q2、チームでいるときに気を付けていることは?
Q3、チームワークの良さ、強さを感じた瞬間は?
Q4、よいチームとは?
Q5、チームのなかであなたの役割は?
【小関裕太】全員の息が合っていると、最後に見える景色が違います
A1、ひとりで行動しているときって自分の思考や内面と向き合えるんですよね。僕にとってはそれが結構必要な時間みたいなので、ひとりの時間を大事にしています。ただ、集団行動も嫌いじゃないんです。誰かと一緒にいる時間も好きだし、集団だからこそできることや、そこでしか感じられない充実感もありますから。
A2、僕は、良くも悪くもバランスをとろうとしてしまいがち。だから誰かと一緒に何かをやろうとなったとき、全員が満遍なく役割分担しようとするし、会話していても、話していない人がいたらその人に敢えて話題を振ったりしちゃいます。
A3、このお仕事はどの現場もひとりでは成り立ちませんが、とくに舞台ってチーム戦という感じがあるんですよね。カンパニー全員の息がいかに合っているかで、最後に見える景色が全然違う。2022年にミュージカル『四月は君の嘘』に出させていただいたときに強くそれを感じて、以来、チーム感をより大切にするようになりました。
A4、全員の熱量が同じこと。やり甲斐をどれくらい感じているか、作品にどれだけ思い入れがあるか、ゴールにどれくらいの熱量で向かっているか、人によって熱量って違いますよね。どっちが正解というのではなく、その熱量や熱を向ける方向が同じかどうかって、かなり大事だと思っています。
A5、どうなんだろう…あまり意識したことがないのでわからなくて。ただ、基本的にどんなところでもフラットにいるようにしています。
Profile
小関裕太
こせき・ゆうた 1995年6月8日生まれ、東京都出身。ドラマ、映画、舞台のほか、バラエティなどでも活躍。近作にドラマ『波うららかに、めおと日和』、舞台『サヨナラソング‐帰ってきた鶴‐』などがある。
【東島 京】前回のハンサムライブでのチーム感が忘れられません
A1、寂しがりやなので、人がたくさんいる場所は好きなんです。ただ、そのチームに慣れてくると、たまにマイペースな末っ子気質が出てきてしまうみたいです(笑)。
A2、舞台に出演させていただく機会が多いのですが、作品ごとに新しいチームが組まれて、そのメンバーと稽古から本番まで長い時間を一緒に過ごすことになります。公演ごとにチームの空気感も違うので、同世代が多い現場ならまとめ役に回ったり、自分が最年少の現場なら目上の方に合わせたり、現場の雰囲気に合わせることが多いです。あと、僕自身はゲラ(笑い上戸)なので、些細なことにも笑っていると場の空気が丸くなる気がして、それは意識しているかもしれません。
A3、初めてのハンサムライブで、裕太さんの歌に合わせて(新原)泰佑さんが踊る場面に一緒に出させていただいたのですが、3人で合わせたのが本番前の2回だけで。でも、本番にバチッと揃ったんです。ハンサム特有の全員でスクラムを組んでいこうという想いで3人の波長が合った気がして、忘れられない瞬間でした。
A4、ひとりひとりの熱量と目的が同じということ。そして、お互いへの信頼関係と尊敬があった上で、言うべきことは言い合えること。気を遣うことも大事だけれど、思っていることをポジティブなかたちで言い合えて、受け入れられる関係性があると団結力って高まると思っています。
A5、全体のバランスを見て、まとめ役をやったり弟になったり、その時どきで変わります。
Profile
東島 京
ひがしじま・みさと 2005年2月13日生まれ、大阪府出身。ミュージカルを中心に活動しており、近作のミュージカル『四月は君の嘘』では主演を務めた。11月16日には初の単独イベント「I am JUST ME」を開催。
【本島純政】自分の考えに固執せずに、周りを見て行動しています
A1、結構得意というか、好きなんだと思います。学生時代の部活が軽音部だったのですが、そこで部長をやっていたこともあるくらい。もともと誰かと一緒に、ひとつのものを作る作業だったり、ひとつの目標に向かっていくみたいなことが好きなんだと思います。
A2、自分のひとりよがりにならないように、ということは意識しています。同じ目的に向かってはいても、ひとりひとり価値観も違いますし、向かう姿勢も違って当たり前だと思っています。自分のやり方や考えに固執すると、うまくいくものもいかなくなるし、みんなが気持ちよく目標に向かっていけなくなるので、周りをよく見て、いま相手が何を考えているのかを想像して行動するようにしています。
A3、芸能界に入ってまだ2年と少しですが、ひとつの作品を作るってなったときの、そこに携わっている方々の想いの強さとか熱さみたいなものに驚いたし、すごいなと思わされています。“チーム・ハンサム!”も、前回出演させていただいたときに先輩方の熱量の高さに感動しました。
A4、お互いへの尊敬、でしょうか。誰に対しても尊敬の気持ちを持てる人でありたいし、自分も尊敬されるような人にならないと、という気持ちもあります。
A5、わりと盛り上げ役を担うことが多いみたいです。僕自身はあまり自覚がないんですけれど、身近な人からテンションが高いと言われることが多くて、「いつも場を盛り上げてくれるよね」と言ってもらえるので、そうなのかなと(笑)。
Profile
本島純政
もとじま・じゅんせい 2005年1月5日生まれ、東京都出身。一昨年のドラマ『仮面ライダーガッチャード』で主演を務め注目される。現在放送中のドラマ『スクープのたまご』『UNREAL‐不条理雑貨店‐』に出演。
【渡邊圭祐】共演者やスタッフさんと絆を感じることばかりです
A1、どんなところにもすんなり溶け込んでゆくタイプなので、わりと得意なほうだと思います。学生時代、バスケットボールをやっていたこともありますし、今の仕事でも、さまざまな方々と一緒にひとつの作品に向かっていっているわけです。俳優ってひとりで活動しているようでいて、常に何かのチームに属しているような、そんな感覚があります。
A2、輪に入れない人がいないように、というのは意識していると思います。もともと周りを見ているタイプでそういうことにも気づいてしまうので、みんなで話しているときに会話に入れない人がいると、何気なく話題を振ったり、あえて少しイジって輪の中に自然に入ってこられるようにしています。
A3、今の仕事をしていると、常にチームで動いている感覚がありますし、共演者やスタッフさんとの絆を感じることばかりです。
A4、お互いの間に、ちゃんとした信頼関係と尊敬があること。気を遣い合うことも大事だけれど、お互いが思っていることを健康的なかたちで言い合うことができて、言われた側もそれをきちんと受け入れられる関係性が築けていること。あと、リーダーの存在も大事だと思っています。みんなの意見をまとめて、意見が言えない人にも目を配って、それを踏まえた上で最終的な方向性を指し示してくれる、ブレない芯がある人がいるといいですよね。
A5、バランスをとりたいタイプなので、あまりやる人がいないポジションを担うことが多いです。スケジュールを組む、とか。
Profile
渡邊圭祐
わたなべ・けいすけ 1993年11月21日生まれ、宮城県出身。NHK大河ドラマ『光る君へ』をはじめ、出演映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』が公開中。来年2月6日公開の映画『ほどなく、お別れです』にも出演し活躍中。
写真・小笠原真紀 スタイリスト・齋藤良介 ヘア&メイク・菅野綾香 木内真奈美 堀川知佳 取材、文・望月リサ
anan 2470号(2025年11月5日発売)より
MAGAZINE マガジン

No.2470掲載
The TEAM 2025
2025年11月05日発売
ひとつの目標を目指して集まり、個々の才能や長所が混じり合うことでより高いパワーを発揮することができるチーム。そんなチームの現代における理想的な形や形成するための条件など多角的に考察する特集です。エンターテインメント界における注目チームにもフォーカス。4人の光る個性と大人の魅力に磨きがかかるA.B.C-Zは、メンバー4人によるグラビア&座談会が必見必読。まもなく結成15年を迎える超特急からはリョウガさん、ユーキさん、シューヤさん、マサヒロさんが登場。そして今年20周年を迎えたHANDSOME LIVEからは小関裕太さん、渡邊圭祐さん、東島京さん、本島純政さんに思いを語っていただきました。




























