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⽇本発グローバルグループ、&TEAMが結成3周年を祝うアニバーサリーイベント「&TEAM 3rd Anniversary [縁 DAY]」を9⽉2⽇(⽕)、3⽇(⽔)の2⽇間、神奈川・ぴあアリーナMMで開催。アニバーサリーならではのスペシャルなステージ盛りだくさんで、会場を埋めたLUNÉ(ファンネーム)と特別な時間を分かち合った。さらに3⽇の最終公演では韓国デビューをサプライズ発表! 万感のメンバーとLUNÉの感情が重なり合ったその最終公演の模様をレポートします!


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オープニングVCRに続いて会場が真っ⾚に染まると⽣バンドによる轟⾳演奏がスタート。レーザーが⾶び交う中、LUNÉの⼤歓声に包まれて9⼈がステージ正⾯のLEDの背後から登場し、すかさずKとMAKIが会場をフルスロットルのテンションでアジテートすると、1曲⽬「W.O.L.F. (Win Or Lose Fight)」をドロップ! ⾚をアクセントにしたスポーツルックで登場したメンバー⼀⼈ひとりから放たれる猛烈な気合に負けじと、ファンも全⼒で声を張り上げ1曲⽬からボルテージは最⾼潮! 続くカッティングギターが爽快な「Run Wild」では、1曲⽬とは趣を異にしながらも、⼩気味よいビートに合わせて熱くパフォーマンス。その姿はセクシーさをも漂わせ、デビュー4年⽬ならではのパフォーマンスの奥⾏きを⾒せつけていく。と、そこにマイクハウリングの⾳が鳴り響くと、BTSの「MIC Drop」をカバー! 9⽉2⽇公演とも3⽇の昼公演とも違うBTSカバー曲に、会場もこれまで以上の⼤歓声で喜びを伝える。無数の炎が燃え上がる中、&TEAMだからこそのオリジナルなフォーメーションや振り付けを盛り込みながら、超ソリッドにプレイ。ラストはオリジナルダンスブレイクで会場を沸かせ、HARUAのキメポーズでフィニッシュ。

アクセル全開で3曲を駆け抜けたところで、この⽇集まったファンに挨拶。メンバーそれぞれテンション⾼く今⽇の公演の意気込みを語っていく。「ちょっと今⽇ヤバイっすね」(K)と、会場のボルテージに驚くメンバーたちも、その顔からは汗が滴っていて、メンバーたちのテンションも⾼いことがうかがえる。縁 DayではおなじみのMC、古家正亨⽒を迎えてトークを繰り広げると、「今⽇はまだまだたくさんヤバイものを⽤意しているので、最後まで楽しんでくださいね」(FUMA)、「&TEAMはサプライズが⼤好きなので、楽しみにしていてください」(YUMA)、「今⽇は⾃分の中の怪物が出そうです」(TAKI)とLUNÉの期待を煽ると、続いてはカバーステージへ。

EJ (C)YX LABELS

まずはOne Directionの「What Makes You Beautiful」をEJ、NICHOLAS、JO、HARUA、TAKI、MAKI のユニットで披露。全員⿊縁メガネをかけて登場し、メインステージから花道を通ってセンターステージで時折ピョンピョン⾶びはねたり、⼿拍⼦を求めたりしながら爽やかな⾵を吹かせていく。ステージに⼀⼈残ったMAKIが、「今⽇の雰囲気めちゃめちゃいいですね!」と会場を盛り上げながらメインステージのハイチェアに腰かけると、アコギ1本で「All That Matters」(Justin Bieber)をしっとりと歌い上げる。続いてピアノのイントロとともにセンターステージに登場したのは、胸元が⼤きく開いたシャツにレザージャケット姿のFUMA。スタンドマイクで歌ったのは、尾崎豊の「I LOVE YOU」。ステージに上がる10秒前まで原曲を聴いていたというのも納得、原曲のニュアンスを丁寧に拾いながらも、緩急をつけながら⾃⾝の感情を歌に乗せて客席に歌いかけ、彼の新たな⼀⾯をのぞかせた。

FUMA (C)YX LABELS

ギターリフのイントロをバックにメインステージに⼀⼈たたずむのはYUMA。DAY6のロックバラード「You Were Beautiful」をその⽢い歌声で熱唱。時折マイクスタンドからマイクを外し、マイクスタンドを左⼿にかけながら右⼿にマイクを持ち、溢れる感情を前のめりに届けていった。⼀転、会場がピンク⾊に染まる中、聴きなじみのある軽快なイントロとともに背中合わせのシルエットで登場したのは、KとJO。曲は嵐の「Love so sweet」! ⾦ボタンの⿊ジャケットにシャツ&ネクタイ姿のKと、⽩いタートルネックに⽩いロングジャケット姿のJOは『花より男⼦』の道明寺司と花沢類でしかない。その圧倒的な王⼦感で会場を別世界へ誘いながら、サビのキメポーズもしっかり決めて会場を華で満たしていった。

K (C)YX LABELS

ブラウンのジャケットにキャップ、⿊の半端丈レザーパンツというファッショナブルなヒップホップスタイルで登場したNICHOLASは、「Summer (Feat. BE'O)」(Paul Blanco, BE'O)をドロップ。爽やかな声を駆使しながらチルい夏を軽やかに表現し、独⾃の⾳楽観を存分に発揮した。続いて、光の粒がのぼっていく幻想的なLED映像とともにRADWIMPSの「スパークル」のイントロがスタートし、花道からシルエットで登場したのはTAKI。彼の持ち味でもある透明感のある凛とした歌声が、「スパークル」の世界観をはっきりと描き、歌い終えた最後には「ずっと⼀緒にいよう」とLUNÉへのメッセージを置いていった。

NICHOLAS (C)YX LABELS

オレンジ⾊に染まった牧歌的な⾵景の中、ステージの両端に据えられたベンチにはそれぞれ、⾊違いのチェックシャツを纏ったEJとHARUAが座り、「カブトムシ」(aiko)を披露。「僕とEJくんなら真っすぐな愛を伝えられるんじゃないかと思ってこの曲を選びました」とHARUAが語るように、優しさ溢れる⼆⼈の歌声から滲み出す愛のあたたかさに、会場が包まれていく。ラストは⼿元のカバンから「3rd Anniversary」(HARUA)、「ありがとう」(EJ)という⼿書きのメッセージを取り出し、ファンに感謝の気持ちを伝えた。

雰囲気は⼀転、会場全体がグリーンのレーザーに照らされ、「Like This」(MIMS)のヘヴィなヒップホップビートが鳴り響く中、キャップを⽬深にかぶったKとYUMA、そしてサングラスをかけたFUMAが登場し、ヒップホップダンスで会場を圧倒。そして舞台が暗転後、再び登場したのは、背中を露わにしたFUMA。その姿を⽬の当たりにした会場が、もはや悲鳴の⼤歓声を上げる中、⽩シャツに着替えたKとYUMAもステージ上のカメラに向かって⼆⼈称⽬線でセクシーにダンス。先ほどの歓声よりもさらに⼤きな悲鳴で爆発的に盛り上がると、ラストは3⼈ともシャツを脱ぎながらオフステージし、最後まで会場を熱狂させていった。

YUMA (C)YX LABELS

アニバーサリーイベントならではのメンバーソロステージ、ユニットステージを堪能したところで、ここからはゲームコーナー。「縁 DAY 以⼼伝⼼ゲーム」ということで、3⼈⼀組のチーム対抗戦で、お題から連想する答えをチーム内でどれだけ揃えられるかを競うゲームに挑戦! EJ、K、TAKIの⾚チーム、FUMA、NICHOLAS、JOの⽩チーム、そしてYUMA、HARUA、MAKIの⻘チームに分かれていざ対決。全5問の対決では⾒事に3⼈⼀致したり、全員揃わなかったり、珍回答が次々と繰り出されて会場の笑いを誘う中、⼤接戦の末EJ、K、TAKIの⾚チームが勝利! 最下位となったFUMA 、NICHOLAS、JOの⽩チームは、⾃分の魅⼒を30秒でアピールする罰ゲーム。FUMAとNICHOLASが⼾惑いや恥じらいを⾒せる中、JOは無⾔のまま30秒ピッタリの時間でメインステージから花道を、まるでランウェイのように闊歩。挑戦後に、「魅⼒ですから」と⼀⾔発したJOには4年⽬の余裕さえ感じたのだった。

⼤盛況のゲームコーナーを終えるとイベントも後半戦へ。「LUNÉ! 盛り上がる準備はできてますか!」というMAKIの呼びかけに会場もふたたび⼤歓声で応えると、「Go in Blind (月狼)」からメドレーで楽曲を披露。「Feel the Pulse」からは6台のトロッコに乗り込んで客席をまわり、4階のファンやアリーナ奥のファンにも丁寧に⼿を振ったりアイコンタクトをしながら客席とコミュニケーション。メインステージに戻ると、ラストは客席に⼿拍⼦を求めながら「Wonderful World」。メンバーがバンドを取り囲みながらノリノリでパフォーマンスする中、会場をハッピーな空気で満たして本編は終了した。

(C)YX LABELS

アンコールは&TEAMのこの3年の軌跡をまとめた映像からスタート。チーム結成時からの様々な活動やコンサートの舞台、そしてメンバーの発⾔が映され、彼らが地道にそして着実に積み上げてきた歩みを振り返る。すると映像のラストに「Japan to Global Next Chapter LUNÉ, Are You Ready?」の⽂字が映し出されたのに続いて韓国デビューをサプライズ発表! 「&TEAM KR 1st Mini Album 'Back to Life' 2025.10.28 release」とアナウンスされると、会場は祝福と感謝、期待と応援、あらゆる感情がない交ぜになったような⼤歓声で包まれた。そんな中、「The Final Countdown(&TEAM ver.)」とともに、グッズのユニフォームと⽩いボトムスに⾝を包んだ9⼈が登場。彼らの原点ともいえる楽曲に会場は感涙。次なる⼤きな⼀歩を踏み出すことを発表したこのタイミングにこの楽曲を持ってきたのは、常に真摯に、実直に⾳楽と向き合い、ファンと寄り添いながら⼀段⼀段、階段を上ってきた彼らのあらためての意志表明にも感じる。

JO (C)YX LABELS

「みなさん、韓国デビューです! でもここで終わりじゃないです。僕たちを信じて、どこまでも⼀緒に⽻ばたきましょう」(FUMA)、「⻑い間韓国デビューを待ってくださるLUNÉのみなさんがいたからこそ実現できたと思いますし、これをきっかけに世界に&TEAMの魅⼒を伝えていければと思います」(EJ)、「3年間、本当に頑張りました。でも、みなさんがいなかったらここまで来られなかったと思うので、全世界のLUNÉのみなさんに感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます」(MAKI)

HARUA (C)YX LABELS

「韓国デビューは僕たちにとって新しい章のはじまり、追い求め続けてきた夢の実現です。僕たちの⾳楽、パフォーマンスをもって世界のステージに挑戦する準備はできています。だからLUNÉ、これからも⼀緒に歩んでくれますか?」(NICHOLAS)、「LUNÉのみなさんのおかげでたくさん成⻑できて、3年を迎えることができたと思います。みなさんの応援と愛が⼒になって僕たちはまた⼤きな⼀歩を踏み出すことができます」(HARUA)、「LUNÉのみなさんには旅⽴ちという感覚というよりは、僕たちの、⼈として、アーティストとしての成⻑を⾒守り、⼀緒に⾛り続けるという気持ちでいていただけると嬉しいです」(JO)、「韓国デビューといっても、僕たちは⽇本を拠点に活動していきます。個⼈的には、韓国の⾳楽番組で1位を獲る姿を早く⾒せたいと思っています」(K)、「⾳楽を通して僕たちの魅⼒を全世界の⽅に知ってもらうのは僕たちの夢でもあるし、LUNÉのみなさんの夢でもあると思っています。僕たちは1TEAMなので、応援よろしくお願いします!」(YUMA)

TAKI (C)YX LABELS

「⼀⽇⼀⽇、⼤切な時間がこうやって3年という時間になりました。みんなと⼀緒にいることが当たり前だと思っていないので、こうして⽬で⾒て、歓声を聞けて本当に僕たち&TEAMは幸せ者だなと⼼から感じました」(TAKI)と、3周年の感謝と韓国デビュー決定へ意気込みを語った。そんな彼らの姿に会場も歓声でエールを送ると、ラストは「Melody(&TEAM ver.)」。⼤きな⾨出を⽬前にした9⼈を後押しするように、客席もあたたかく歓声を届ける多幸感溢れる空間の中、銀テープが舞い、「これからも5年、10年、100年、ずっと⼀緒にいましょうね!」(EJ)と約束をして⼤団円を迎えた。

MAKI (C)YX LABELS

結成3周年の縁 DAY最終公演は、過去の道のりを振り返りながらも、それらを抱きしめて新たな⼤きな挑戦に向かう決意と覚悟を滲ませる特別な⽇となった。&TEAM9⼈の眼差しは真っすぐに輝く未来を⾒据えていた。

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⽂・中村萌

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この頃は、雑草を手で引き抜かなくても専用の薬剤を散布するだけで生えてこなくなるそうで、毎年大変な思いをして定期的に除草していた人には驚くべきことです。そんな感じで、今日の暦もこれまでのやり方をアップデートしてタスクを効率化することに関係します。半ば強引にやってきたことにも改善のメスを入れるときです。

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