16年は3月から7月末まで北米とヨーロッパを縦断する長期のワールドツアーを敢行し、9月には静岡・渚園でのワンマン大規模野外ライブ2daysで11万人を動員。自分たちの音楽を信じ、成長してきた彼らならではの圧巻のパフォーマンスで、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。そんなライブについて、多忙な中、完成したニューアルバム『Ambitions』について話を聞きました。
ファンの熱狂に応えて死ぬほどの気合で歌った。
――’16年で、一番感動した出来事は何でしたか?
Toru:いっぱいありすぎるけど、あえて挙げるなら、やっぱり渚園での野外ライブかな。
一同:(うなずく)
Taka:わざわざ静岡のあの場所まで、熱をもって自分たちを観に来てくれたことが嬉しかったよね。みんなからパワーをもらうというより、こっちのパワーが吸われるぐらいすごい熱狂でした。それを目の当たりにして、死んでもいいぐらいの気合で頑張りたい、という気持ちになりました。あれだけの規模なので、もちろん自分たちもすごくいろんなことを考えて臨みましたが、最終的にはこういう素晴らしいファンがいるから、大きなライブができる、もっと頑張ろうと改めて感じました。
Tomoya:僕たちは椅子があるライブがあまり好きではないバンドなので、野外の大きな場所でライブをやりたいという希望が実現できて良かった。実際やってみたら、本当にすごい2日間だった。
Ryota:気持ちよかったよね!
Taka:個人的には納得できるところまで到達できなかった、という悔しさも少し残ってるので、もう少し成長して、もう一回あそこに帰れたらいいな。
――完成した最新アルバム『Ambitions』をファンが心待ちにしています。アンアンの読者で、初めて聴く人に、聴きどころを教えてもらえますか。
Toru:僕らのアルバムは毎回全然違うので、今回もいい意味でリスナーを裏切っていると思います。バンドがデビュー10年を迎えるということもあるし、常に変化し続けてきた中で、納得できる一枚ができたかな。これを提示して、もっと大きな渦を作れるように、次のツアーに臨みたいですね。まだまだ巻き込めていない部分や、発信し足りないところがあると思うので、そういう課題に向かっていけるアルバムになりました。
Tomoya:完成したものを通して聴くと、今までにはない要素や、楽器で新しいチャレンジをしたアルバムになっていると思います。そういう部分まで意識して聴いてもらえたら嬉しいですね。あとは早くライブで披露したい。僕らの音楽はCDとライブでは全然違うので、それも楽しみにしてほしい。
Ryota:とにかく、ひとりでも多くの人に聴いてもらいたいですね。僕も完成したばかりのアルバムを何度も何度も聴き込んで、大好きなアルバムになりました。とくに日本語詞の部分がすごく良くて、ガッと耳に入ってくるので、聴いてくれる人にも必ず伝わるし。絶対に共感してくれると思います。
――今回、初めてアンアンにご登場いただきましたが、どんなイメージをお持ちですか?
Taka:(「腸と血管」特集を読みながら)…表紙がエロい(笑)。登場する男性も女性も、きれいなエロ、みたいな印象があります。
Tomoya:興味はあるんですけど、立ち読みしたりができないです。開いたらどうなっちゃうんだろ、みたいな(笑)。
Ryota:そうそう、開きづらい。
Tomoya:男も見ていいんですか?
Taka:オレらがコンビニでアンアン立ち読みしていたら、きれいなエロ目当ての確信犯(笑)。