いつからこんなに流行りだしたのでしょうか。気づけばすっかりグッズやファンアイテムとして市民権を獲得しているアクリルスタンド、略して「アクスタ」。きっかけは何なのか。たぶん、アニメ界隈ですよね。二次元のものをスタンドで立体化させ、三次元の世界にも置くことができる。そこからアイドルさんたちもグッズとして作るようになり、今やさまざまなジャンルでアクスタが登場しています。もちろん岡崎体育のアクスタもあります。もうけっこうリリースしていて、3シリーズ18種類ほどあったと記憶しています。お腹が痛いポーズとか、仕事の合間にちゃちゃっと撮影したものをアクスタにしています。これがけっこう好評でご購入いただいています。みなさん、コレクションしてくださっているみたいです。今やアクスタ用の収納ファイルなどもあるようですが、僕的にはアクスタは、できるだけ立たせてあげてほしい。ぜひテレビボードの上とかに立てて、並べて楽しんでほしいなあと思います。だって「スタンド」ですから。台座を活かしてこそです。
だから、いっそのことライブステージを表現できるアクスタがあるといいですね。バンドならメンバー全員はもちろん、それぞれが使っている機材やアンプのアクスタもあって、コンプリートするとステージセットを再現できる…なんていうのがあったら僕も欲しい。クイーンとかで出してくれたら、大人買いしてしまいそうです。…って、このアイデアいいですね。僕も次のツアーでやろうかな? でも、僕はステージ上のアイテムが少なすぎるので(僕とパソコンくらいです)、もう少し視野を広げたいと思います。袖で見守るマネージャーの松下、PA卓にいる徳重さんやソニーの井上さん、光永ボーイ、照明の福本さん、舞台監督の高尾さん…。そういったスタッフのアクスタも用意したいと思います。舞台上の岡崎体育とそれを支えるスタッフたちのアクスタ。全部揃えれば、岡崎体育のライブ会場を完全再現できるセットです。次の秋のツアーでそんな「裏方アクスタ」を発売できたらいいですね。今、決めました! これはもしかしたらファンのみなさんからは、すごい不評になるかもしれません。いや、不評であってほしい。だって後日、僕のアクスタより松下のアクスタがレアで交換希望になったりしたらちょっとショックじゃないですか…。
おかざきたいいく 7/24(水)「宇治フェス ~DREAM & FUTURE~」(宇治市文化センター)に出演。秋には、ホールワンマンTOUR「盆テク博覧会」を全国5か所で開催。
※『anan』2024年7月10日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND) 文・梅原加奈
(by anan編集部)