魅力を伝えるためには効果を見せることが大事。
以前、ママに向けた商品を紹介する通販番組に出演した時のことです。洗剤に詳しいクリーニングのスペシャリストの方が、実演しながらアイテムを紹介してくれたのですが、すごく引き込まれてしまいました。「野球をして泥だらけになった服を水に入れて、そこに洗剤を入れて振ります。すると、こんなに!」と、目の前で驚くほど簡単に白くなったんです。その時に、キレイになるまでの工程を目の前で見せられることって、すごく説得力があるんだと実感しました。“なんでそうなるの!?”とこちらの気持ちが乗りますよね。しかも、その後にちゃんと、「実はこれ、貝殻を使った優しい成分なんです」と畳み掛けてくるわけです。それを聞いて、「赤ちゃんにもいいじゃない!」と、ますます使いたくなってしまいました。長々と説明したり、理論を伝えるよりも、工程を見せることが一番わかりやすい。まさに、百聞は一見に如かず、ですよね。それと似たものに、家事の様子をタイムラプス機能で撮影して、インスタグラムに投稿しているものがあります。リビングに設置したカメラでずっと撮っているのですが、部屋がどんどんキレイになっていく様子がすごくわかりやすいし、見ていると自分も掃除をしたような爽快感が得られるのも気持ちいい(笑)。こうして工程を見せることは、自分が経験してよかったことや、買ってよかったアイテムを誰かに伝える時にも、すごく役立つ方法だなと思いました。やっぱり、“自分の目で見てよかった!”と納得できたものは、欲しくなりますよね。
人に、モノの魅力を上手に伝えるには、自分がそのアイテムの良さを理解していないといけません。“なぜこれを買おうと思ったのか”というメリットを、ちゃんと考えておくことで、説得力が増すと思います。買って満足するところで終わらず、ちゃんと使って、いいところを把握しておくようにしましょう!
娘の靴を浸け置き洗いしてみました!
通販番組に出た時に汚れの落ち具合に驚いた洗剤が、浸け置き洗いにも使えるということで、早速、娘の靴を洗ってみました。すると、驚くほどに汚れが取れてびっくり!
よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。10月に第二子を出産。
※『anan』2021年11月17日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾
(by anan編集部)