岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ファンの愛称」です。
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「誰それのファン」という呼び方ではなく、ファンの方を総して特定の愛称(呼び名)をつける文化が定着しています。個人的には、きっかけはLUNA SEAさんがファンの方々を“SLAVE(スレイブ)”と呼んでいたのが最初なんじゃないかなと思いますが、もっと前からあるものなのでしょうか。でも、それ以降、邦楽ロックバンド界隈でもさまざまなファンの愛称が生まれています。マキシマム ザ ホルモンのファンの方のことを“腹ペコ”とか。どんな愛称があるのかと調べたら、バンドごとにさまざまなものがあり、かなり面白かったです。ルーツもいろいろあってアーティスト発信のものもあれば、ファンの方々の間で生まれたものもある。

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なんでそういう愛称をつける必要があるのかと考えると、やはり一体感なのかなと思います。好きなアーティストがいて、それをみんなで一つのチームとして応援したい。その一員になりたいという気持ちの表れなのかな、と思いました。あと、人間にはどこかに所属して安心したいという欲求がある。自身のアイデンティティの置き場として所属する場所をはっきりさせたいんですよね。そのために愛称が必要なのかもしれません。SNSの自己紹介のところにファンの愛称を書き、自分もそうであると表明する人が多いのは、そういうひとつの自己主張だと思うんです。

で、それは理解できるし、ファンの方の間で愛称を楽しんで共有してくれるのはとてもいいことだと思うのですが…。ことに、自分に関してとなるとちょっとむずがゆい気持ちがしてしまいます。そもそも、僕は自分を応援してくれる方たちを「ファン」と呼ぶことさえ苦手です。「俺のファン」と言うことが、なんだかおこがましい感じがします。その延長で、岡崎体育を応援する方々のことをさらに愛称で「君たちは○○だから」と、僕発信では言えないです。でも、岡崎体育を応援していることには自信を持ってほしい。そこで考えたのですが、僕を応援してくれている方たちは、もし他のバンドなどのファンの方に「岡崎体育ファンのことって何て呼ぶの?」と聞かれたら、「そんなんありませんわ」とちょっと京都風に言ってほしいです。「うちらはただ応援しているだけで、そんな大層なもの岡崎体育にはありませんねん」と。老舗の女将のごとく品よく返していただけるとうれしいのですが、いかがでしょうか?

おかざきたいいく 12/15、Zepp Fukuoka「ベリーグッドマンへの道 ツアー 2019~武者修行編~」に出演。来年2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催!

※『anan』2019年12月4日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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