思い出の一ページはどこ? かこワールドを巡る一日。
1959年のデビュー以来、親から子、そのまた子へと愛読されてきた。5月に92歳で逝去され、はからずも回顧展となる本展は200点以上の原画(※超高精彩の複製中心)が登場、過去最大規模の展覧会に。
開催地の川崎市は作家としての原点ともいえる場所。大学卒業後、民間の研究所に勤務しながら市内でセツルメント活動(地域住民の生活向上のため、医療、教育などの助力をする社会事業)に従事。子ども向けの紙芝居、幻灯の制作に携わった。『どろぼうがっこう』は当初、紙芝居として披露されたのだとか。
会場では子どもたちとの出会いに始まり、科学・歴史絵本など幅広いジャンルで活躍した軌跡をたどる。8月18日(17時~)は学芸員によるギャラリートーク、翌19日(14時~、先着270名)にはセツルメント時代の幻灯の上映会も開催。絵本以前のかこワールドを体験してみて。
ありとあらゆる形のパンが描き分けられているのが楽しさの理由。『からすのパンやさん』偕成社刊 ©1973,Satoshi KAKO
からだの本シリーズ。食べ物が排泄されるまでを旅になぞらえて。『たべもののたび』童心社刊
泥棒も学校に? 意外性に子どもは大受け。『どろぼう学校』偕成社刊©1973,Satoshi KAKO
かこ・さとし セツルメント活動を経て、絵本作家の道へ。児童文化研究者としても活躍。著書600点以上。(2015年撮影)
かこさとしのひみつ展―だるまちゃんとさがしにいこう― 川崎市市民ミュージアム 神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内) 7月7日(土)~9月9日(日)9:30~17:00(7/21・28、8/4・11・18は~19:00。いずれも最終入場は閉館30分前まで) 月曜休(7/16 は開館。翌17日休)一般600円ほか TEL:044‐754‐4500
※『anan』2018年7月11日号より。文・松本あかね
(by anan編集部)
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