水田信二:ぶっちゃけて言うと、会社がDVDを出せというもんですから。
川西賢志郎:ぶっちゃけすぎや(笑)。僕らとしても映像で残したいネタを選んで、漫才ばっかりをやるライブをして11本収録しました。
水田:さすがにひとつのライブでこんなに漫才をしたのは初めて。怒涛のように漫才やってます。声がだんだんかれていくのが映像でも伝わるぐらい、臨場感があると思います。
川西:テレビでやるネタは時間もすることも限られてますけど。ライブでは目の前のお客さんを笑わせるようなアドリブもあるし、ふたりの呼吸がちょっと乱れたりする瞬間もある。それも込みでライブ感を楽しんでいただきたいです。
M‐1で好評だったへりくつ男(水田)と翻弄される女(川西)の手料理編、ドライブ編、花火編のライブ版も収録されている。そのやりとりがあまりに絶妙すぎて、見た人から思わぬ反応もあった名作だ。
川西:僕は女性役が多いので、オネエだと思われることもあるんです。
水田:あくまでもネタですから。
川西:水田くんがキレるネタでは、「DVの彼氏を思い出して怖かった」という女性の意見もありましたね。
水田:僕のことをホンマに怖い人と誤解せんとってくださいね。
川西:大丈夫。水田くんは最近体型が丸みを帯びて、コミカルになってきてるから(笑)。
水田:言い方に気をつかってくれてありがとう。その言葉に甘えて食べすぎるねんけど。
息ぴったりなふたりだが、漫才に関しては激論を交わすこともあるという。コンビ結成11年目。「実力はあるが地味」と言われ、これまで賞レースも2位が多く、悔しい思いをバネに腕を磨いてきた。今年は悲願のM‐1タイトルを狙うべく全国ツアーも行っており、DVDにその密着映像も収録されている。
水田:いろんな仕事をやっていきたい気持ちはもちろんありますけど、僕らふたりだけで笑わせる気持ち良さは、漫才でしか味わえませんから。
どんなことがあっても「漫才は続ける」、ふたりはそう決めている。
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