
テニスの「四大大会」で、シーズン最後に開催されるのが全米オープン。スターが彩る華やかなイベント内容と注目選手をおさらい。
テニスの「四大大会」で、シーズン最後に開催されるのが全米オープン。開催地ニューヨークのカラーを反映するように、世界で最もエンターテインメント性に溢れ、喧騒に満ち、観客動員数も多い大会である。また、四大大会は通常は単複本戦が行われる2週間を開催期間としているが、全米オープンは3週間の長期イベント。「ファンウィーク」と命名された1週目は、予選に加え、多くのスター選手が参戦する超豪華混合ダブルスも行われる。さらに大会中盤からは、男女ジュニアや、車いすテニス部門もスタート。多様なテニスが同じ会場で堪能できるのも、グランドスラムの楽しみだ。

カルロス・アルカラス(スペイン)/4月中旬に右手首を負傷し、全仏とウィンブルドンを欠場。見る者をワクワクさせる変幻自在のプレーは戻るのか?

大坂なおみ/幼少期に全米オープン会場の近所に住んでいた彼女にとって、最も思い入れの強い大会。3度目の優勝を目指す。
男子シングルス本戦では、前年優勝者にして、手首のケガから約4か月ぶりに復帰するカルロス・アルカラスが話題の中心。19歳だった4年前に初優勝を遂げた思い出の地で、完全復活を果たしたいところだ。女子では、世界1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が優勝候補。そのサバレンカを、昨年ベスト4の大坂なおみらが追う。なお大坂は先のウィンブルドンで、サバレンカを破っている。

錦織 圭/全米準優勝、世界最高4位など、数々の輝かしい戦績を残してきた錦織圭。大坂との混合ダブルスも注目だ。

小田凱人/車いすテニス界のスーパースター。今季は四大大会で3大会連続優勝中。初の「年間グランドスラム」が懸かる。
シングルスに加えて大坂は、混合ダブルスにも出場予定。パートナーは、彼女が「幼少期から憧れていた」という錦織圭だ。36歳を迎えた日本テニス界のスーパースターは、今季限りの引退を表明。シングルスでは予選から参戦する。全米オープンは錦織にとって、2014年に準優勝した最も相性の良い大会。準決勝で当時世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破った雄姿は、今も多くのテニスファンの脳裏に焼き付いているだろう。ランキングこそ落としているが、コンディションさえ万全なら、今なお世界トップレベルのパフォーマンスができることは最近の試合でも証明済み。予選3試合を勝ち抜き、ぜひ本戦で有終の美を飾ってほしいところだ。
今季は錦織以外にも、元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)や、元6位のガエル・モンフィス(フランス)ら人気選手たちが引退する。全米オープンは彼らにとって、最後のグランドスラム。華やかさに哀惜の情が混じる―。そんな深い味わいも堪能していただきたい。
information
2026全米オープンテニス
日程:8月30日(日)~9月13日(日)
予選ラウンド:8月24日(月)~
開催地:アメリカ・ニューヨーク
WOWOWライブで生中継、WOWOWオンデマンドで配信。
anan 2509号(2026年8月26日発売)より






























