今季のマストバイのUVケアアイテムをコスメコンシェルジュの小西さやかさんとシンガーソングライター、俳優の藤原さくらさんがレビュー。
正しい日焼け止め知識が夏の美肌の運命を決める!
「UVケアはもうお手のもの!」と思っていても、意外な落とし穴があるという。UV対策の基本のキをコスメコンシェルジュの小西さやかさんに改めて教えてもらいました。
「どんなにハイスペックな日焼け止めを買っても、正しい使い方ができていなければ宝の持ち腐れ。紫外線からの防御力を示すSPF値やPA値は日焼け止めを二度塗りした際の数値。顔への塗布量の目安はパール粒2個分。まず、パール粒1個分を顔の5点にのせ、中心から外側に滑らせるように塗ります。その後もう一度、パール粒1個分を押さえながら重ねましょう。一度塗りだと紫外線カット剤にムラや隙間が生じ、防御力が3分の1になります。二度塗りに抵抗がある人は、頬などの高い部分だけでも実践を。ボディへの塗布も二度塗りが理想的。また、日中の塗り直しも、十分な紫外線防御力を担保するためには欠かせません」
シンガーソングライター、俳優の藤原さくらさんが「昨夏は、朝に日焼け止めを塗ったことに満足して、塗り直さずにいたら会う人全員に『焼けたね!?』と言われてしまい…」と悔いるのも、塗り方に原因があるかも。気温の高さ≠紫外線の強さ。
「紫外線は天気や気温にかかわらず、冬場でも降り注いでいます。特に5月は、肌の内部まで侵入するUVA値のピーク期。正しい知識を身につけて、確かなUV対策を講じていきましょう!」(小西さん)
美白効果◎。下地としても活躍の“時短UVケア”
スマートに美白ケアができる下地系UVケアアイテムが大豊作!
「ベースメイクの下地感覚で美白ケアもできるUVアイテムが登場中。ブランドの十八番成分や研究知見が集約されたテクノロジーが、肌の水面下で燻る“シミ爆弾”の暴発を食い止めてくれます。塗る量は微々たるものと思っていても、毎日継続して使用することで、使っていない場合との差は歴然。また、上にファンデーションを重ねることを前提に作られているから、使用感も軽やかでのびの良いものが多め。太陽の下にいながら快適かつ時短で賢く美白UVケアができます」(小西さん)

1、「驚異の6in1。化粧のりも抜群」
【FATUITE】ブライテスト マルチプロテクション デイクリームa
「日差しや環境ストレスを肌ダメージの修復や抗酸化に活用するスマートさ!」(小西さん)。「ファンデとの相性が良くモロモロが出ずに感動!(藤原さん)。朝のスキンケアの流れでそのままメイクに移れる日中用クリーム。いつものケアを肌作りのチャンスにし、くすみの原因もケアできる。SPF33・PA+++ 50g¥8,470(ファチュイテ info@fatuite.com)
2、「ベールをまとったような美仕上がり」
【ANESSA】デイセラム N
「紫外線を浴びることを前提に、m‐トラネキサム酸を配合。ダメージをなかったことにしてくれる理にかなった一品」(小西さん)。「“焼けないアネッサ”の安心感!」(藤原さん)。紫外線を美肌光に変換する技術も搭載。ほんのりライトピンク。[医薬部外品]SPF50+・PA++++ UV耐水性★ 30ml¥3,498*編集部調べ(資生堂お客さま窓口 TEL:0120・81・4710)
3、「SK‐IIという字面だけでアガる」
【SK‐II】ジェノプティクス エアリー UV クリーム
「ナイアシンアミドにピテラTMにと目玉成分が目白押し。トーンアップ効果も◎」(小西さん)。「夜までテカりも化粧崩れもなくさすが!」(藤原さん)。ファンデーションに響きにくいノーカラー。皮脂や汗を吸ってもくすみにくい原料が夏場のベースメイクを支える。SPF50+・PA++++ 30g¥9,900*編集部調べ(SK‐II お客様相談室 TEL:0120・021325)
今季注目のUVケアアイテム10点を、藤原さんがお試し&自撮りレポートしてくれました!
Profile
小西さやかさん
コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定協会代表理事。メーカーで化粧品の開発に携わり、独立。科学的な知識に基づき、10万種のコスメを評価した経験を持つ。
藤原さくらさん
1995年12月30日生まれ、福岡県出身。シンガーソングライター、俳優。anan Beautyメンバー。「今季は、ポータブルタイプのUVケアアイテムも駆使します!」
anan2446号(2025年5月14日発売)より