脱のっぺり顔を叶える「大人のカラーメイク」術!|GENSEIの「あなたのGEN石見つけます」 vol.2

ビューティ
2025.01.07

コンプレックスを味方にして、その人の顔立ちや個性を生かしたメイクを得意とするGENSEIさん。メイクを通して美しさの“原石”を見つけてもらうこの連載で、あなたのお悩みやモヤモヤも、GENSEIメイクが晴らしてくれるかも!? 第2回は、毎日のメイクをなんとなくで済ませてしまう人必見の「ツヤっと立体感ベース」「大人カラーメイク」のハウツー。今更聞けないベースやポイントメイクの塗り方まで丁寧に教えてもらいました。

INDEX

    今回のお悩み

    30代も後半になり、日々のメイクがどんどんおざなりに。ハイライトやシェーディングもうまく使いこなせず、のっぺりとした印象になってしまうのが悩みです!(30代・りえさん)

    ツヤと立体感を叶えるベースメイクのキホンのキ

     

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    GENSEI

    ベースメイクで重要なのは、下地を使って顔の色ムラを均一にすること。今回使うのは少しパールの入ったピンク色のツヤタイプを使っていきたいと思います。ピンク系の下地は透明感を出しやすいのと、血色感も出しやすいです。

    りえ

    下地にもいろいろ種類がありますよね。普段日焼け止めしか塗らないので勉強になります。

    GENSEI

    ポイントはしわのできやすいほうれい線や目尻はなるべく薄くのせること。そうしないと夕方になるとしわに溜まってしまってメイクが崩れてしまうことも。のせ方は面積の広いところから順番に、頬から外側に向かって伸ばしていきます。ほうれい線は最後に伸ばしましょう。

    次はファンデーション。ブラシで伸ばしてもいいし、濡れてるスポンジを使うのもおすすめです。指よりも均一にうす塗りができて、全体的にトーンアップもできますよ。

    りえ

    いつも付属のパフを使っているので、筆で伸ばすというのは新鮮です。

    GENSEI

    パーツごとにのせるファンデーションの量もポイントです。均一にすると顔が平べったい印象になってしまうので、陰影を意識して塗るとやりやすいと思います。ハイライトやシェーディングを使わなくても立体的に見せることができますよ。

    顔が動くたびに、光を反射してツヤが出ますよね。頬の位置も高くなって笑顔が素敵になりました!抑えて欲しいポイントは、塗布量と塗り方。この二つを陰影を意識することで顔のパーツが上がって小顔効果も期待できます。

    💄 ポイント

    1. 面積の広い頬から外側に向かって下地を伸ばしていく。目元や口元などのしわができやすいパーツは最後に伸ばす。
    2. ファンデーションも同様の順番で、筆やスポンジを使って伸ばしていく。顔の立体を意識して順番に伸ばすことで、自然な陰影をつける。

    色で選ぶ、大人のアイカラー

     

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    GENSEI

    トレンドのレッド系のアイカラーを使っていきたいと思います!このパレットは細かいパールやラメが入っていて、上品なツヤを目元にも仕込めるので大人メイクにもおすすめです。

    りえ

    ピンクとか昔は使ったことがあったけど、最近は無難にブラウンカラーばかり。自分に似合う色を知りたいです。

    GENSEI

    レッド系でも質感によっては透明感があって肌馴染みのよいものもあるので、タッチアップで似合うカラーを試してみるのがおすすめです。りえさんは健康的な肌色なので、少しくすみ系のカラーがお似合いです!まずは右下のベースカラーを上瞼のアイホール全体に、そして下瞼にのせていきます。

    りえ

    下瞼にはいつもアイシャドウをのせていないです。

    GENSEI

    下瞼にのせると自然に目もぱっちりした印象になりますし、流行りの涙袋も作れるんですよ!涙袋があることで目が大きく見えるのと、頬の長さを短く見せることができて、一気に若見えも叶えてくれますよ。注意したいのは、うすくのせること。濃くのせてしまうとコンサバな印象になって、老け見えする可能性も…。

    GENSEI

    次は左上のメインカラーを瞳の中心から目尻側に向かって伸ばします。そのあとに右上のダークカラーとミックスして目尻から中心に向かってグラデーションになるように伸ばして、自然な陰影を出しましょう。最後に、目元の印象をつけるために締め色になる右上のダークカラーを細いブラシやチップにとって、まつ毛のきわに伸ばします。

    りえ

    いつものメイクだと顔がぼけてしまうのが気になっていて、目力が欲しいです。

    GENSEI

    りえさんは目の形が優しいところがチャームポイント。それを生かして締め色を目尻まで伸ばしたら、最後は目の形に沿って下げていきましょう。反対に目尻に向かって引き上げてしまうと少しきつい印象になってしまうので、注意してください。

    💄 ポイント

    1. 右下のベースカラーをアイホール全体にのせる。下瞼にものせる。
    2. 左上のメインカラーを瞳の中心から外側に向かってのせる。
    3. 左上のメインカラーと右上のダークカラーをブラシで混ぜて、目尻側から瞳の中心に向かってグラデーションを書けるようにぼかす。
    4. 最後に右上のダークカラーを細いブラシにとり、まつ毛のきわに沿って伸ばしたら、目尻は目の形に沿って下げる。

    質感で遊ぶ、大人のブラウンリップ

     

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    GENSEI

    今日はアイシャドウの色味に合うブラウン系のリップを選びました。ブラウンリップにはどんなイメージがありますか?

    りえ

    色味が強いので難しそうなイメージです。

    GENSEI

    なるほど、でも大丈夫!色味選びを間違えなければ使いやすいと思います。これは少し紫がかったブラウンなんですけど、とってもおしゃれな印象になります。まずは、唇の輪郭に沿ってマットな質感のブラウンリップを塗っていきます。

    りえ

    一気におしゃれな感じになりますね。このブラウンの色味も可愛い!

    GENSEI

    ここにちょっとだけツヤ感をプラスしたいので、唇の中心にバームタイプの赤リップをとんとんと重ねます。そうすることで質感のグラデーションが生まれて立体感も出すことができます。

    💄 ポイント

    1. マットな発色のブラウンリップを唇全体にのせる。
    2. バームタイプのカラーリップを唇の中心に重ねる。

    できあがり!

    GENSEI

    今回のメイクはいかがでしたか?

    りえ

    自然なツヤ肌が下地とファンデーションだけで作ることができるなんて驚きました!普段全然メイクをしないので、アイシャドウやリップもカラーによってこんなに変わるなんて新鮮で嬉しかったです。

    GENSEI

    とても似合っていますよ!やってみたいポイントはありますか?

    りえ

    リップの質感ミックスはちょっとした小技で大きく印象を変えることができるので、挑戦してみたいです。他にも新しい発見がたくさんあって、これから自分でメイクするときも色で遊んでみたいと思いました!

    GENSEI

    ぜひもっとメイクを楽しんでもらえたら嬉しいです。最後に、今回はアイメイクとリップをポイントにしたので、あえてチークはノーカラーにしました。抜け感を作りたかったので、全部を頑張ってしまうとやりすぎ感がでてしまうなと思って。そのバランスも注意してみてください。

    みなさんもぜひトライしてみてくださいね!

    INFORMATION インフォメーション

    今回使ったアイテムは…

    右から:ル ブラン ラ バーズ レジェール SPF40 / PA +++ ロゼ ¥7,480、レ ベージュ タン ベル ミン イドゥラタン B20 ¥8,580(シャネル カスタマーケア TEL:0120-525-519)、モノクローム ウェイトレス リップカラー (マット レザー)B15、リップ バーム オプティマイジング ケア U011 各¥7,260(プラダ ビューティ TEL:03-6911-8440)、ヴァティック アイパレット 02 ¥6,820(セルヴォーク TEL:03-5774-5565)

    次回は1月下旬公開予定。どうぞお楽しみに!

    PROFILE プロフィール

    GENSEI

    台湾出身。日本と台湾を行き来しながら、ヘアメイクアップアーティストとして活動。SNSではファッションや美容を発信し、インスタフォロワー数は現在31万人超え。Instagramは @gensei.am

    構成/文・市谷未希子

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