メラニン対策ケア
これからの季節に取り入れたいくすみケアの筆頭は、なんといってもメラニン対策。
「今季は、真皮に落ちたメラニンをケアする画期的コスメが登場。メラニン生成を阻害する美白成分と一緒に、抗炎症成分を配合したコスメも目立ちます。メラニン発生の元凶は炎症ですから、炎症をしっかり防ぐケアは、不可欠ですね」(内科・皮膚科医の友利新さん)
A、【IGNIS】ホワイトグロウ デイセラム
日中の紫外線から肌を守りながら、同時に美白とエイジングケアも叶える朝用の美容液。シワ改善と美白の効果が認められた有効成分ナイアシンアミドのほか、栽培法からこだわって開発した保湿成分・白神産スーパーゼニアオイエキスを配合。紫外線によるシミやくすみを防ぎながら、ふっくら明るい肌をキープする。こっくりリッチな感触。[医薬部外品]SPF18・PA++ 40ml¥11,000(イグニス TEL:0120・664・227)
B、【ALBION】セルフホワイトニング ミッション
肌表面にある角層細胞の間を“結合水”で埋める技術を搭載。角層が水分で満たされることでより多くの光を反射するようになり、明るい肌に整える。さらに、美白有効成分トラネキサム酸がメラニン色素の生成を抑制し、ビリルビンケアコンプレックスが、黄ぐすみにアプローチ。大人の肌を悩ませる濁りのない、澄んだ肌印象に近づける。[医薬部外品]40ml¥8,800(アルビオン TEL:0120・114・225)
C、【FAIRLUCENT】薬用ブライトニングセラム
シミのある肌の約80%において、角層の奥にある基底膜に穴が開き、真皮にもメラニンが蓄積していることに着目。安定化ビタミンC誘導体がメラニンの生成を抑制し、独自開発したユキツバキエキスやルーセントWエキスがくすみのない明るい肌へと整える。ローションのようにみずみずしく軽いテクスチャーで、肌にスッとなじむ。花のような香り。[医薬部外品]100ml¥11,000(メナード TEL:0120・164601)
日焼け後のナイトケア
日中UVカットを使っても、紫外線ダメージを完全に防ぐことは困難。日焼けしてしまった夜は、特別なコスメでお手入れを。
「紫外線を浴びたあとは肌に何時間も炎症が残り、その炎症がメラニンを作れという指令につながります。うっかり日焼けをした夜は、炎症抑制に特化した夜用コスメを利用しましょう」(友利さん)
A、【FEMMUE】デイジーウォーター スリーピングマスク
みずみずしいジェルテクスチャーのマスクを肌にのばすと、日焼けで火照った肌がひんやり。86%も配合されたデイジーのエキスが肌に水分をたっぷり与え、ナイアシンアミドやビサボロール、α‐アルブチンが透明感とツヤ感を高める。ジャスミンとスイートオレンジのシトラスフローラルの香りに包まれれば、暑い夜もぐっすり眠れそう。50g¥4,620 限定発売(アリエルトレーディング TEL:0120・201・790)
B、【MARY QUANT】マリークヮント ブライトニング オーバーナイト ジェル
水溶性ビタミンC誘導体とグリチルリチン酸ジカリウムというWの有効成分を配合したクリーム。夜のお手入れの最後に塗ることで、紫外線ダメージを受けた肌を優しくケアする。ヒアルロン酸ナトリウムなどが、紫外線で乾いた肌を眠っている間に保湿。ぷるんとした質感と、ブリリアントホワイトブーケの香りも魅力。[医薬部外品]70g¥5,500(マリークヮント コスメチックス TEL:0120・53・9810)
C、【ANESSA】スキンセラム
パワフルUVカットの代名詞であるアネッサから、ついに美白アイテムが登場。大人の肌ではメラニン生成の指令を受けるレセプターが増えるという事実に基づき、成分を厳選。美白とシワ改善の有効成分ナイアシンアミド、肌荒れを防ぐグリチルリチン酸塩などを配合している。サラッとした質感なので、日焼けした日の夜は、全身になじませて。[医薬部外品]180ml¥2,728*編集部調べ(資生堂 TEL:0120・81・4710)
Check! プロの効かせ技! 残さない編
正しい食生活も美肌の決め手に。
美肌研究家・ソンミさんによると、食事もくすみ対策の大切な要素。
「外から何かを塗るより、腸を変える方が早かったりします。ワカメやゴボウなどの食物繊維や、トウモロコシなど栄養豊富な旬の食材で腸活を。麺などの単品食いはやめて、いろんな食材から様々な栄養素を摂取して」
友利 新さん 内科・皮膚科医。美容医療はもとよりコスメにも詳しい。美容や健康に役立つ最新情報を発信する公式YouTubeチャンネルでは、毎週水曜日に視聴者からの質問に答えるライブを配信。
ソンミさん 美肌研究家。タレント時代にスキンケアの研究を始め、美容の情報を発信するように。スキンケアブランド『meeth』や食べるスキンケアブランド『&meal』のプロデュースも手がける。
※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・恩田はるみ スタイリスト・荻野玲子 取材、文・風間裕美子
(by anan編集部)