体型崩れの原因になる、お腹まわりのぐ~たら筋
【前鋸筋(ぜんきょきん)/腹斜筋(ふくしゃきん)】
脇腹にあり、肩甲骨と肋骨を繋いでいる前鋸筋と、お腹の中心に向かって斜めに走っている腹斜筋。この2つの筋肉は癒着しやすく、姿勢の崩れを招きやすい。一緒に動かして目覚めさせることができれば、肩こりや猫背が改善され、美姿勢&美くびれも夢じゃない!
ぐ~たらになっちゃう原因
・体をねじる動きをしない
・運動不足
・呼吸が浅い
・年齢による筋力の衰え
【腹横筋(ふくおうきん)】
お腹をぐるっと包むように付着していて、お腹のコルセットと呼ばれる筋肉。お腹の筋肉の中で一番深層部にあるインナーマッスルなので、ぐ~たら筋になりやすく、放っておくと内臓が下垂し、生理痛の原因にも。お腹を凹ませて刺激することで、ぽっこりお腹解消!
ぐ~たらになっちゃう原因
・呼吸が浅い
・猫背
・反り腰
・年齢による筋力の衰え
体をねじる動きと、肩甲骨を前に押し出し肋骨を締める動きで、美くびれメイク。お腹を凹ませるには呼吸も大切な要素なので、深い呼吸を意識しながらトライして。お風呂上がりなどに行うのがおすすめ!
腹斜筋に効く!
1、背筋を真っすぐ伸ばして、椅子に座る。左手を上げて頭の後ろに、右手は下げて甲を左の太ももの外側に当てる。息を吸う。
2、左肘を後ろに引き、息を吐きながら、右の肋骨と左の鼠径部を近づけるようにツイスト。元に戻り、10回繰り返す。反対側も同様に。左右10回×2セット。
前鋸筋に効く!
1、四つん這いの姿勢から、手と脚の距離を少し離したポーズに。横から見た時に、腕・お腹・ももの間の空間が台形になるように。
2、息を吐きながら、手で床を押し、肩甲骨を押し出すイメージで背中を丸める。お尻を軽く引き、腕が耳の横まできたらキープ。10秒キープ×3セット。
腹横筋に効く!
1、四つん這いになり、息を吐きながらお腹を凹ませ、左脚をお尻の高さまで伸ばす。体が左右にブレないようにお腹にぐっと力を入れる。
2、1の状態から、さらにお腹を凹ませ、右手を耳の横まで上げる。体が傾いたり、腰が反らないように注意。反対側も同様に。左右10秒キープ×3セット。
日常生活でやってみよう!
・お腹を軽く凹ませて姿勢よく立つ
・体をねじる動きを取り入れる
・深呼吸をする
廣田なおさん ヨガインストラクター。解剖学に基づいた独自メソッド「美筋ヨガ(ほぐす+伸ばす+鍛える)」の考案者。新著『たった5日でウエスト-7cm 美くびれデザイン』(幻冬舎)が13万部超えのベストセラーに。
※『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・yumi(Three PEACE) 取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)