ちぃ流「すきまトレ」成功のルール
【RULE1】30秒でOK ! まずは毎日続ける。
ダイエットを始めた当初は、そもそも運動をするだけの体力がなかったというちぃさん。
「当時の私はダイエットよりも先に、階段を上ったり、長く歩いたりできるだけの基礎体力をつけることが先決でした。そのため、最初に掲げた目標は『30秒動き続けること』。たったこれだけです。その代わり、必ず毎日続ける。できたら自分を褒めてあげる。無理に張り切ろうとせず、ただただ小さな成功体験を積み重ねてきました。その結果、これまで1日でダイエットに挫折していた私が体を動かさないと気持ち悪いと思うまでに。相変わらずサボりたくなる日もあるけれど、そんな時は怠け者の自分を受け入れて、ストレッチに変更する。それでも続けている事実が、自分に自信を与えてくれるんです」
【RULE2】すきま時間をルーティン化する。
どんなに忙しい日でも、すきま時間は案外隠れているもの。例えばドライヤーで髪を乾かしている間、歯磨きをしている間、天気予報を見る間、電車での移動中……などなど。ちぃさんが今現在も実際に取り入れているのが、そういった日常の習慣とトレーニングを組み合わせること。
「私の場合、毎晩ホットミルクを作る習慣があり、その1分20秒の間だけは絶対に『ニートゥエルボー』をするというルールを作っています。他の運動ができない日でも、それだけは必ずやる。そんなふうに癖づけると、いつの間にか電子レンジのスイッチを押すだけで体が勝手に動くようになるんです。『日常習慣+筋トレ』のセットを一日の生活の中にちりばめれば、それなりの運動量に。筋力と体力がつくと家事や仕事の効率も上がります」
【RULE3】Before/Afterを記録する。
ダイエットを継続するには、視覚的に変化を感じ取ることが大切。例えば運動ができた・できないを○×で可視化したり、その日行ったワークアウトを書き留めたり、体重や体脂肪率を記録したりすることも効果的。望んでいた結果が目に見えてわかると、自発的に「もっと頑張りたい」という気持ちが芽生えるように。
「私はもともと自分の体が大嫌いで鏡を見ることも避けていましたが、ダイエットを始めたタイミングで体型の写真を記録し始めました。毎日鏡を見ても変化には気づかないけど、写真で比べると1週間ごとに確実にシルエットが変化してるんですよね。その小さな変化が嬉しくて、モチベーションに繋がりました。今でも過去の写真を見ると、二度とこうなるまいと気持ちが奮い立ちます」
【RULE4】体と心が慣れたらステップアップ。
「ダイエットは高い壁が立ちはだかっているように見えますが、実は壁ではなく階段。小さな階段を1段ずつコツコツ上っていくと、昨日とは違う景色が見えるようになります」とちぃさん。昨日まで運動を何もしていなかった人が突然30分も筋トレをしたら、体が悲鳴をあげるのは当然。1日30秒からスタートして、5分、10分とラクに動ける体になったら、ステップアップをしてもいいよというサイン。
「ダイエットを始めた頃は階段で2階まで上がれないような体力レベルでしたが、すきまトレが定着した4か月頃から家の周りを2周歩く有酸素運動を追加し、さらに体力的に余裕が出てきた半年頃から食事の見直しをしました。このステップを踏むことで、リバウンドすることなく確実に体型を変えることができたと思っています」
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『最強ずぼら女子が成功した唯一のダイエット』KADOKAWA
ちぃさん 2人の男の子を育てるワーキングマザー。3年前からインスタグラム(@chii158cm)で公開ダイエットを始め、現在ではフォロワー47万人を超える人気インスタグラマーに。
※『anan』2020年5月13日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 取材協力・河村玲子(トレーナー、管理栄養士) 取材、文・黒澤祐美 イラスト・いいあい
(by anan編集部)