男がドキッとするランジェリーは白以外にも…生物学的理由とは?

2017.3.5
5年前、オーストリアで世界最古といわれる600年前のブラジャーが発見され話題に。日本では1950年にワコールが誕生し、デザインが一気に飛躍。多彩になったランジェリーには男性それぞれの好みがあり、その理由は思いのほか壮大だった。
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「人間には何種類もの遺伝子があり、それはなぜかというと遺伝子が1型しかないと何か環境が変わったときに全滅してしまうから。しかしいろんな遺伝子があると誰かは生き延びます。好みが分かれるのも遺伝子が違うからで、同じものを見たとしても感じ方は人それぞれ。特にセックスは次に種が続くかどうかの瀬戸際であるから、興奮のソースに広い多様性があり、みなセレクションに敏感。だからニッチも存在するんですね。相手の本当の好みを知るには、いろいろ試してみるしかないです」(生物学者・山元大輔さん)

通常、白が人気といわれるが。「男性に何色のランジェリーが好きか市場調査でヒアリングすると、やはり多いのが白。ただ、実際に白以外の上質な商品を見せると“これならアリ!”とたいていなる。未知なだけで、目覚めたときにはドキッとするはずですよ」(ランジェリーアドバイザー・石川智恵さん)

山元大輔さん 生物学者。東北大学大学院生命科学研究科教授。行動遺伝学を専門とし、脳や細胞、遺伝子の観点から人間の恋愛や性行動を分析する。『男は匂いでえらびなさい』『浮気をしたい脳』ほか著書多数。

石川智恵さん ランジェリーアドバイザー。大手インポートランジェリーの輸入商社を経て、現在はポーランドのランジェリーを輸入する会社に勤務。売り場から買い付けまでを経験しランジェリーに精通。女性誌でコラム連載も持つ。

※『anan』2017年3月8日号より。写真・小笠原真紀 イラスト・たなかみさき 取材、文・大石智子

(by anan編集部)


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