江原啓之からのメッセージ! 2024年を強く生きるために覚えておきたいこととは?

2024.1.1
’23年「終焉のワルツ」というメッセージを経て、迎える’24年。恐れることなく生き抜くために、気をつけたいことがあります。スピリチュアルなメッセージに耳を傾け、丁寧に実践しましょう! 江原啓之さんが授ける知のメッセージ。

古い時代の“洗脳”が解けた今、問われているのは、どう変わるか。

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私は毎年、皆さんにこの先の一年がどんな年になるのか、霊的世界からもたらされたメッセージを伝えてきました。世間では「予言が当たった!」と驚かれているようですが、当たり外れより大事なことがあります。もし、伝えた通りの出来事が起きたなら、なぜそうなったか、自分の行動を見つめ直す必要があるのです。

なぜなら、未来は「こうなる」と決まっているものではないから。もし、最初から全部決まっているなら、努力することが空しくなってしまうでしょう。けれど、そうではない。私たちの手で未来を変えられるからこそ、厳しい言葉だとしても率直に、皆さんに伝えてきたのです。

さっそく、2023年について振り返ってみましょう。もたらされていたワードは、「終焉のワルツ」というものでした。すぐそばに“終焉”という崖があるのに、気づかないまま、または見て見ぬふりをしてのんきに踊っている状態を表しています。そのまま踊っていたら、終焉を迎えてしまう。そういう瀬戸際にいた一年でした。

実際、この一年に起こったことを思い出してみて。名だたる大きな組織が終焉を迎えたり、今現在もその危機に瀕しているところがあったり…と、思い当たることがあるのでは? 起きる出来事には共通項も多く、過去の罪が明るみに出て、まるで膿出しのように次々と問題点が露呈しました。

ただ、私は「終焉のワルツ」という言葉通りになったところにも希望はあると思っています。これからどう変わるかを一から考えるチャンスを得たとも言えるからです。誰もがNOと言えなかった闇にメスが入ったことで、これから新たなやり方を生み出していけば、変われるでしょう。

さまざまなハラスメントにも注目が集まりました。今なら「それはパワハラですよ」と指摘されるようなことも、古い慣習が残る世界では見過ごされてきた。そうした悪しき体制を改める“切り替えどき”です。

何かが終わることは、新しい始まりにもつながります。過去にしがみついている大人世代と違い、anan読者のような若い世代は、素直で純粋。まやかしを見抜き、「良いことは良い、悪いことは悪い」と間違いに気づける“真眼”(真の眼)を持っています。ある意味、終焉によって古い時代の“洗脳”が解けた今、大事なのはこれからどう運命を切り拓いていくかです。

この後、2024年についてお伝えしますが、実を言うと、新年のメッセージは、いつも8月頃に受け取っています。1月1日を境に切り替わるのではなく、’23年のうちからグラデーションのように始まっているのです。

ところで、「最近、亡くなる人が増えた」と感じませんか? 芸能界でも訃報が続きました。実際、近年の超過死亡率(予測される死者数を超えた割合)は東日本大震災時以上に増大しているそう。そして、自然界に目を移せば、季節外れの夏日が続き、100年ぶりに東京で11月の最高気温が更新されるなど、異常でした。その影響もあって、野菜が値上がりし、食卓を直撃。「生活が苦しい」と感じた人も多かったのでは? こうしたことはすべて偶然なのか、それとも天からの啓示(天啓)なのでしょうか? ’24年のメッセージとあわせて、考えていきましょう。

自分や大切な人のため、2024年は「健康重視」で。

’24年について霊的世界からもたらされたのは、「プライドの失墜」という言葉。「プライドの失墜」とは、一言で言えば、あなたが築き上げてきた価値観や自尊心の崩壊のこと。物質的な価値観は、ことごとく通用しなくなり、支えを失うでしょう。

なかでも顕著に表れるのは、健康面。「なんだか体調が悪い」という声があちこちから聞こえてくるようになります。健康を損ねる人が次々に現れ、いろんな病気がクローズアップされるでしょう。

肉体やメンタルの不調が表に出てくることによって、今まであなたを支えていた柱が崩れる事態に…。例えば、一生懸命勉強して資格を取ったことが誇りだったのに、体調を崩して仕事を失った。そうすると、「今まで自分は何のために頑張ってきたのか…」と足元からアイデンティティが崩れるわけです。これが、「プライドの失墜」です。

せっかくあこがれの職業に就けたのに道半ばで夢をあきらめ、やむを得ず休職という選択をせざるを得ない人も出てくるでしょう。

収入が減れば自暴自棄になって、“食べること”にこだわる余裕もなくなります。食生活が不規則になって栄養バランスが崩れれば、ますます健康面に影響が出るという悪循環に…。

そして、人間、ひもじくなれば、ますます心にゆとりがなくなります。食べるのにも困り、何事も思うように活動できなくなると、自分が役立たずな存在に思えて、絶望感に襲われるように…。嫌なことを予言するようですが、心の病が増加し、自ら死を考える人もさらに増えるでしょう。

自身の問題にとどまらず、家族が体調不良を訴え、看病のために離職するなど、環境に変化が出る人もいるはず。そこで、小我(自己中心的)な視点しか持てないと、予想外の出来事に対応できず、「私の人生設計が台無し!」と、「プライドの失墜」を味わうことに。

このような状況ですから、’24年を強く生きるための最優先事項は、健康維持。皆さんは現時点で自分の心身が健やかだと言いきれますか? 「まだ若いし、大丈夫」と余裕しゃくしゃくでいるなら、その油断こそが大敵です。

ただ、この世は光と闇、闇があれば光があります。体調を崩す人が増えると、健康に関する話題に注目が集まります。大きな問題としてフィーチャーされれば、「改善しよう」という動きにつながっていく。一見悪いことのように思えても、明るいほうに舵を切るために起きているメッセージだと受け止めることが大切です。

あなたが実践すべきことは、衣食住という“基礎”をおろそかにせず、心身ともに健康でいるよう努めること。それに尽きます。自分自身と、あなたが大切に想う人たちが健やかに笑えて、食べていけること。それが幸せなんだ。それさえわかっていれば、「プライドの失墜」はありません。

そのほかの世相についても見ていきましょう。’24年は「電気系統のトラブル」に要注意。スマートフォンやクレジットカードに機能を集約し、キャッシュレス決済している人は、パニックになる恐れも…。万一に備えて手元に現金を置いておく、大事な連絡先はメモするなど、工夫が必要です。

そして、詐欺やだましにも気をつけて。犯罪や事件に巻き込まれることばかり考えるかもしれませんが、「見た目と実態が違う」といった何気ないだましもあります。例えば、商品のリニューアルに伴って内容量を減らすというのもそう。価格維持のための苦肉の策かもしれませんが、きちんと見て買わないと損をしてしまいます。見る目を養い、だまされないようにしましょう。

また、地獄のような暑さが続くなど、引き続き、異常気象が起こりやすい一年でしょう。すでに、人が暮らすエリアにクマが出没して被害が出ていますが、動物界の反発は続きます。鳥インフルエンザの蔓延で卵が品薄になったように、いつ食糧難につながってもおかしくありません。

ただこれも、人間が“傲慢な生き方”を続けてきた結果なのです。私たちは自然の中に生かされている存在。それを忘れていれば、何かの形で「自ら蒔いた種は自ら刈り取る」ことになっても不思議ではないでしょう。自然界への感謝や敬いを忘れないでください。

世相全体を見ると、「明るい兆しがない」と不安が増したかもしれませんが、こんなメッセージも伝わってきています。「世界に主張する正義のものが、ことごとく失墜するが、神に愛されるものは必ず再生する」

個人や組織など、その規模にかかわらず、自分本位な正義を声高に主張すれば、失墜します。けれども、今ここで、たましいの視点で見た“正しいプライド”を持てば、神に愛されるものとして、再生できるでしょう。“正しいプライド”とは、小我な自尊心のことではありません。ひとりひとりが自分に向けられた愛を守ること。愛されてきたことを大切にすることなのです。

今こそ、「本当の幸せ」とは何かをしっかり考えましょう。そして、そこで見つけた“生きる喜び”を価値観の中心に置いて歩んでください。そうすれば、何も恐れることはなくなります。

忘れないでほしいのは、運命を切り拓くのは自分だということ。未来を明るくできるかは、今後の実践次第です。

えはら・ひろゆき スピリチュアリスト、オペラ歌手。『お祓い箱 令和六年 御託宣付き』『御神威カード付き パワースポットの条件』(共にマガジンハウス)が好評発売中。富士山を望む名勝地「三保松原」を一緒に歩いたのは、江原さんの相棒・紀州犬の大我くん。公式HPはhttps://www.ehara-hiroyuki.com/guest/index.php

※『anan』2023年1月3日‐10日合併号より。写真・小川朋央 取材、文・湯川久未

(by anan編集部)