THE RAMPAGE、新アルバムは「改めてもうワンステップ踏むためのスタート」

2023.4.1
5枚目のアルバムを発売したTHE RAMPAGE。ここでは、川村壱馬さん、藤原 樹さん、長谷川 慎さん、後藤拓磨さんに、“原点回帰”を表現したという今作に込めた想いを聞きました。

川村壱馬×藤原 樹×長谷川 慎×後藤拓磨

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――今回のアルバムの“推し”ポイントはどこですか?

川村壱馬:「STRAIGHT UP」は、一番やりたかったスタイルのHIPHOPで、カッコよさが引き立っている楽曲です。ラップの部分の作詞もやらせてもらったし、今後もこういう曲を増やしていきたい“ザ・推し曲”です。

長谷川慎:「NO GRAVITY」は、デモを聴いた時からビビッときて、振り付けをやりたいと思って実際に担当させてもらいました。THE RAMPAGEってHIPHOPのイメージが根底にあると思うんですけど、だからこそ際立つ繊細で革命的な曲だと思います!

藤原樹:「ハジマリノウタ」はTHE RAMPAGEにとって初めての卒業ソング。僕もそろそろ卒業ソングがあればいいなと思っていたし、EXILEさんの「道」みたいに幅広い層に刺さる曲に育ってほしいです。

後藤拓磨:僕は「Fallen Butterfly」ですね。HIPHOP要素が強くて「STRAIGHT UP」にも近い曲です。『HiGH&LOW THE WORST X』の劇中歌だし聴きごたえもあると思います。「極彩色(サイケ)な夢を見ている」とか尖った歌詞もあって、僕たちらしい曲ですね。

――アルバムの写真撮影では原点回帰を意識したそうですね。

後藤:「ROUND & ROUND」が、廻り廻るって意味があるからってことでの原点回帰なんです。デビューから5年という区切りを終えて今年が7年目になるんですけど、10年目を目指してよりパワーを強くしていこうという気持ちを持っていて、その序章となるアルバムなんです。

長谷川:2022年はHIROさんが何度もライブに来てくれて、「もう一回、パフォーマンスを磨いてほしい」との言葉をもらいました。今までのやり方や勢いでは通用しない時期が来ているということだし、期待してくれてるってことだと思うんですね。だからこれまでを超えて、もう一度パフォーマーとして原点に返って、やるべきことを見つめ直すきっかけのアルバムになったと思います。

川村:改めてもうワンステップ踏むためのスタートって感じですかね。自分たちの“自我”が芽生えはじめて、より“本物”になっていくための原点、第一歩となるのがこのアルバムなのかなって思います。

――アルバムにはライブツアーの映像やドキュメンタリーの映像が付いているバージョンもあるんですよね。

藤原:2022年のツアーは1年弱の期間があったんですけど、最初から最後まで新鮮な気持ちでやれたし、個人的にも手ごたえを感じました。セットも豪華でTHE RAMPAGEにしかできない構成だったと思います。パフォーマーとしてはライブの映像を見てもらうのが一番なので、ぜひ見てほしいです。楽しませる自信があります。

川村:ドキュメンタリーには1年くらいの僕らが記録されてるんですが、ある瞬間に僕らが“パチン”と変わる瞬間が見えて自分でも面白かったです。

長谷川:ドキュメンタリー映像ってアルバムにしか付かないものなんですね。だから、ツアーのリハや打ち合わせしてる時の映像もそこでしか見られないもの。特に自分と拓磨でツアーのジャージを作る打ち合わせの部分なんかも入っていて、そこも普段は見られないところだと思います。夢中になっている雰囲気も映っていて、自分でも客観的に見られたし新鮮でした。

後藤:メンバー、特にパフォーマーの言葉や行動が見られることって貴重ですしね。あと特典でアクリルスタンドが付くバージョンもあるんですけど、僕らもアクスタを見る度「これでダンスの構成つくれるじゃん!」って、いっつも思ってます(笑)。

藤原:もっと最先端のやり方があるよ、みんな(笑)。

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かわむら・かずま 1997年1月7日生まれ、大阪府出身。ボーカル。俳優としても活躍中で映画『HiGH&LOW THE WORST』シリーズでは主人公の花岡楓士雄を演じている。出演した映画『貞子DX』のBlu‐ray&DVDが4月14日発売。

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ふじわら・いつき 1997年10月20日生まれ、福岡県出身。パフォーマー。4月2日まで佐藤流司が原案・脚本・演出の舞台『カストルとポルックス』に主演。また4月から日本テレビのドラマ『日本統一 関東編』に刑事役で出演する。

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はせがわ・まこと 1998年7月29日生まれ、神奈川県出身。パフォーマー。ドラマ『顔だけ先生』、映画『HiGH&LOW THE WORST X』などに出演。2023年は舞台『ロミオ&ジュリエット』で主演。写真集『CHARACTER』(小学館)も発売中。

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ごとう・たくま 1998年12月4日生まれ、和歌山県出身。パフォーマー。LDHの動画視聴サービス「CL」内で、長谷川慎とファッション番組「GEEKBOX」に出演中。カメラを得意とし、メンバーを撮影した写真が特典に使用されることも。

ザ・ランペイジ ボーカル3人、パフォーマー13人から成る、16人組のダンス&ボーカルグループ。グループ名は“暴れ回る”という意味。2017年にシングル『Lightning』にてメジャーデビュー。5枚目となるアルバム『ROUND & ROUND』が発売中。個人活動も精力的に行っており、映画やドラマ、舞台、バラエティ、ラジオなど幅広い分野で活躍中。

※『anan』2023年4月5日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・吉田ケイスケ 駒水かすみ ヘア&メイク・谷川一志 ウエノアヤコ oya Aki(以上KIND) 取材、文・西森路代 保手濱奈美 菅野綾子 重信 綾 撮影協力・BACKGROUNDS FACTORY EASE

(by anan編集部)