磯村勇斗「僕の朝は植物との会話から始まります」 観葉植物との暮らしぶりを語る

2022.9.7
植物好きの俳優・磯村勇斗さんがいま情熱を傾けている、観葉植物。個性豊かな私物の写真を見せていただきながら、植物との暮らしについて伺いました。

磯村勇斗とインドアグリーンの関係性。

isomura

僕が、本格的に観葉植物を育てるようになったのは昨年から。知人のおすすめのお店を紹介してもらったりして、自然と買い集めるようになりました。普段、仕事で外に出ていることが多いので、家は落ち着けて癒される空間にしたい、と思ったのもきっかけです。

実際にお店に行って、見た目でピンときたものを買うことが多いのですが、最初に手に入れたのは、モンステラ。その後、少しずつ数が増えて、ヤシや高さ2mのドラセナ・パラオなど、今はたくさんの種類の観葉植物があります。

もともと、人工物よりも自然のものが好きなので、なるべく自然から得るエネルギーで自分の力を高めていきたい、という気持ちが強くて。日常生活の中に緑があるだけで、リラックスできるし、普段いろんな役柄を演じていても、精神状態はフラットに保てているような気がしています。土の乾き具合や葉っぱの変化を見て、水をどのぐらいあげるかなど、手をかけて育てているという感覚もとても楽しいんですよね。実は一人暮らしを始めたばかりの頃も、植物を置いていたのですが、ある時一気に枯れてしまって。たぶん、当時はあまり植物の状態を見ていなかったんだと思います。そんな経験もあり、いま僕の朝は植物との会話から始まります。「ご機嫌どう?」「How are you?」みたいな感じ(笑)。今はまだ、集めている程度で「趣味です」とまでは言えないですが、植物は調べるほど奥が深いし、レアなものもあって、コレクション性もあると思います。

例えば、いま狙っている斑(ふ)入りのモンステラは、希少性も値段も高いのでなかなか手を出せないのですが、本当にカッコいい。ある時、植物農家で出合ったビカクシダは、天井から吊り下げて愛でる大きなサイズで、神秘的なオーラを放っていて。ロマンがあるなぁと思いました。僕は、好きなことは極めたくなってしまうタイプなので、いずれは、グリーンだらけの部屋にしたいんです。でもその前に、植物が快適に暮らせる家にしないと。植物と一緒に内見をして、彼らの許可が下りたところに引っ越すぐらいの覚悟です(笑)。

リゾート気分を味わえる植物で、気分をリセット。

isomura

いま僕が育てている植物の一部。気がつけば南国系が多くなりました。リゾート気分が味わえて、ちょっと男らしさも感じるものが好きなのかな。マネージャーさんにヤシをプレゼントしたこともあるんですが、その人の性格や雰囲気、インテリアを想像して選ぶのも楽しいんです。

いそむら・はやと 1992年9月11日生まれ、静岡県出身。今年公開の映画『ビリーバーズ』で、映画初主演を果たす。現在公開中の映画『異動辞令は音楽隊!』『さかなのこ』に出演。

シャツ¥46,200 パンツ¥30,800(共にKIMMY TEL:090・5529・7647)

※『anan』2022年9月14日号より。写真・小川久志 スタイリスト・笠井時夢 ヘア&メイク・佐藤友勝 取材、文・若山あや 撮影協力・SOLSO PARK

(by anan編集部)