ポジティブになれる“お悩み相談室”
Q. 仕事でミスをするたびに、自分を嫌いになってしまいます。
A. そんなこと、死ぬ直前に思い出さないから大丈夫!
僕も、笑えるものから、笑えない失敗までいっぱいあります。でも自分の人生を、例えば全11話のドラマ仕立てにしてみて。タイトルになるのは大体、入学、卒業、結婚などのライフイベントで、そのミスは入ってこないから。ということは、死ぬ直前には、絶対に思い出さないってこと。そう思うと、超強くなれるよ。
Q. 自己肯定感が低くなるのは、社会が間違ってない?
A. 社会に不満があるのはわかるけど、簡単には変わんないよ!
「ryuchellがいるだけで社会が変わる」と言ってもらえることもあるけど、正直、誰かのきっかけにはなれても社会は変えられないと思ってる。社会に期待をして生きると、年齢を重ねてもずっと、社会に不満を抱き続けるから、社会ではなく自分に期待して。新鮮な考え方を持てば、もう少し楽しく生きられるはず。
Q. 挑戦したいことがあるんですが、不安で躊躇してしまいます。
A. 何年後かに後悔してるあなたは見たくないかな。
まず、挑戦したいことを見つけるだけで素敵。そして、不安なら挑戦しなくてもいいけど、何年後かに後悔しているあなたは見たくない。人生って選択の連続で作られるもの。選んで進むだけで色塗りできるから、とりあえず挑戦してみれば。もし失敗したら、次の選択に生かせばいいだけ。挑戦を怖がるより、学びがないほうが不安!
Q. 子供にイライラしてしまう自分が悲しいです。
A. 愛を守る! それだけを大事にできたらいいよ。
僕も子育てする中で、自分に余裕がなくて息子に愛を与えられず、イライラしちゃうこともありました。でも、家事は文明の利器に頼ればいいし、全部真面目に向き合わなくてもいい。今日はソファでダラダラする、全世界のママを敵に回しても、夜ごはんはマックにしてやる! なんて手抜きもOK。それよりも子供への愛を守ろう!
Q. ありのまま自分を受け入れるのと社会の流行やスタンダードに合わせるの、どっちが幸せ?
A. スタンダードに合わせたら、ナンバーワンを目指さなきゃいけなくない? 僕がなりたいのは、オンリーワン!
流行りとか、無難なほうに合わせることって、僕からすればすごく自信があるなって思う。だってそれだけライバルが多いってことで、その中でナンバーワンになんてなれる気がしないし、なれたところでナンバーツーに常にその座を狙われてて大変。だったら、オンリーワンのキャラクターで、自由に生きたほうが幸せだと思うけどな。
りゅうちぇる 1995年9月29日生まれ、沖縄県出身。タレントとして活躍中で、ラジオ『LOVE RAINBOW TRAIN』(TBS)のパーソナリティを務めている。著書に『こんな世の中で生きていくしかないなら』(朝日新聞出版)。
カーディガン¥9,800 デニムパンツ¥12,900※共にユーズド(BUD TEL:03・3401・7246) スニーカー¥9,000※ユーズド(Banny TEL:03・3408・1114) アクセサリーは本人私物
※『anan』2022年7月6日号より。写真・大内香織 スタイリスト・曽我一平 ヘア&メイク・新井淑子 取材、文・若山あや
(by anan編集部)