生活のちょっとした不満をIoTが解消してくれる!
ブログやYouTubeで最新ガジェットの情報を発信しているトバログこと鳥羽恒彰さん。自身もスマートカーテンや忘れ物防止タグを活用しているそう。
「生活の中で感じるちょっとした不満。IoT家電はそれを解消してくれるんです。手が届かない位置のカーテンを声で開け閉めできたり、どこに置いたか忘れた財布をスマホでさっと見つけたり。一つ一つは大したことではなくても、確実にQOLを上げてくれます」
デジタル機器が苦手な人には、少々難しいのでは?
「Wi‐Fiとの接続やアプリの初期設定などハードルはありますが、一度設定すれば、あとは機械に任せて自由な時間を増やせるので、結果的に楽になるはず。一度に全てをスマート家電にするのではなく、自分の困りごとを解消してくれる家電をピンポイントに導入する、“プチスマートホーム”的な始め方がおすすめです」
これなら初心者でも気軽に試せそう!
押さえておきたいキーワード。
【IoT家電】
IoTはInternet of Things(モノのインターネット)の略。コンピューター以外の機器がネットワークに繋がることを指す。それを活用したIoT家電は、相互に連携・制御が可能に。
【スマートホーム】
様々なIoT家電をネットワークで連携し、自動化や効率化を実現した住宅。スマートフォンアプリやAIスピーカーでの操作が可能なだけでなく、省エネ効果なども期待される。
【スマートホームハブ】【スマートハブ】
IoT家電を連携する際の中心的存在となる機器。主にスマートリモコンなどの機器がこの役割を果たす。ハブと同じメーカーの機器同士なら、連携の設定もスムーズで簡単。
【スマートスピーカー】
「アレクサ」や「Siri」などAI音声アシスタントを内蔵したスピーカー。単体での使用のほか、他のIoT機器やハブと連携すれば、声での操作やオートメーション化が可能になる。
家電がたくさんあっても、リモコンはこれ1つ。
SwitchBot「SwitchBotハブミニ」
エアコンやテレビなど、赤外線リモコンを使用する家電と接続することで、まとめて操作が可能になるスマートリモコン。専用アプリで、スケジュールに合わせた電源のオンオフや、外出先からの操作が可能に! 各社のスマートスピーカーと連携すれば、音声による家電の操作にも対応する。¥3,980(SwitchBot switchbot.jp)
Nature「Nature Remo 3」
温度・湿度・照度・人感の4つのセンサーを備えたスマートリモコンで、例えば“部屋が暗くなったら照明をONにする”“設定した室温を超えたらエアコンをつける”など、よりスマートに家電を自動操作できる。これ1つにまとめることで、リモコン紛失の悩みが解消されるのも嬉しいメリット。¥9,980(Nature nature.global)
失くしたものが居場所を自己申告する時代。
Apple「AirTag」
Bluetooth信号でiPhoneに居場所を伝える忘れ物防止タグを使えば、財布や傘など大切なものを失くす心配ともおさらば。もし距離が離れてしまっても、周囲のデバイス経由で場所を通知してくれる。信号は匿名で発信されるのでプライバシー面も安心。耐水性能、1年以上持つバッテリーを備える。¥3,800(Apple TEL:0120・993・993)
朝になるとカーテンが気持ちいい目覚めを演出。
SwitchBot「SwitchBotカーテン U型」
カーテンレールに取り付けるだけで、開閉を電動化し、スマホ操作が可能に。起床時間に合わせて開く設定にすれば、スッキリな朝を迎えられること間違いなし! 先述の「ハブミニ」と連携すれば遠隔操作でき、旅行中の空き巣対策といった活用法も。こちらのU型他、各種カーテンレールに合わせたモデルあり。¥8,980(SwitchBot)
離れていても愛犬を見守り、触れ合える。
Eufy by Anker「Dog Camera D605」
170度の広角カメラが270度回転し、動き回るペットをAIがしっかり追尾する見守りカメラは、外出中も気になる愛犬・愛猫の様子をチェックしたい人にもってこい。アプリを通して話しかけたり、遠隔操作でおやつを最大1.6mほど飛び出させる機能など、離れていても触れ合える工夫が。¥19,800(アンカー・ジャパン TEL:03・4455・7823)
鳥羽恒彰さん ブロガー、YouTuberとして、ガジェットや暮らしにまつわるトピックを発信。YouTube「トバログ」は登録者15万人超の人気チャンネル。雑誌やWebなどでのコラム執筆も。
※『anan』2022年3月23日号より。イラスト・加納徳博
(by anan編集部)