5歳で洗礼を受け、以来、バイオファン歴25年です。
「子供の時からいろんなゲームで遊んできましたが、『バイオハザード』は1作目からずっと大好きなシリーズです」
――シリーズ第1作の発売は1996年、当時は5~6歳ということになりますが。
「はい、最初は兄がプレイする画面を見ているだけでした。映る映像や音がとても怖かったんですが、何度も催促していたら、自分でやれ、と兄に言われてしまい……恐る恐るプレイしました。バイオ1はラジコン操作と呼ばれる独特なカメラアングルだったのもあり、とても操作が難しかったのを覚えています」
――5歳という年齢ではかなりハードルが高いですし、恐怖に耐える点でも大変だったのでは?
「もちろん当時はとても怖くて序盤で諦めてしまいました。自力でクリアできるようになったのは中学生時代にやった『バイオハザード4』からです。その時の爽快感や達成感は、それまでホラーゲームに苦手意識があった私にとって大きな自信になりました」
――大きなリニューアルを経て、はじめて三人称視点が取り入れられた意欲作ですね。
「加えて、アクション性に大きく振った作品でもあって、やり込み要素が非常に充実している点も魅力です。本編をクリア後も楽しめ、1周目のクリアデータを引き継ぎ、2周目では強化させた武器と成長させたライフでプレイできます」
――強いキャラクターで、再度プレイできるのは楽しいですよね。クリアした人だけの特権。
「私の中でマイベストゲームが3作品あるんです。一つは小学校高学年の時にプレイした『ファイナルファンタジーX』。そして中学生の時にクリアした『バイオハザード4』。3つ目が大学時代にプレイし、海外のゲームに衝撃を受けた『フォールアウト3』。いずれもたくさんのゲーム体験の中で、強く印象に残った作品です。それでも、一番影響を受けたのはバイオ4かもしれません。思春期に触れたものってゲームに限らず、映画や音楽でも忘れられないものが多いですよね」
――では、作品を手掛けた三上真司さんの存在もご存じなのでは。
「もちろん大ファンです。現在、幸運なことにお仕事でもゲームに携わる機会があるので、今後は三上さんをはじめ、開発者の方々にも取材してみたいです」
――ゲームプレイをYouTubeで実況配信。女子アナゲーマーのパイオニアでもあります。
「認めてくれた会社には感謝ですし、10代の頃の自分には、そのままゲームをやり続けていいんだよ、間違っていなかったよ! と言ってあげたいです(笑)」
宇内さんイチオシの作品
『バイオハザード4』
クリアすることで自信も得られる!?
フルモデルチェンジの意欲作。各種ハードに移植され、発売から17年を経た現在も人気のタイトル。「これをクリアできたんだから何でもできる!」と当時の宇内さんは本作を通じて大きな自信を得たという。
「the another order」
バイオ4はアナザーストーリーも満載。
『バイオハザード4』には本編とは異なるサイドストーリーやミニゲームが収録されており、やり込み要素も充実。「the another order」はその一つ。「バイオ4はエイダでも遊べるやり込み要素も魅力」と宇内さん。
うない・りさ TBSアナウンサー。『アッコにおまかせ!』『ひるおび!』『金スマ』など人気番組を担当。また、自身のYouTubeチャンネルも話題に。
※『anan』2022年2月9日号より。写真・中島慶子 土佐麻理子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 取材、文・川上浩平 ©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(by anan編集部)