ストイックなダイエットは時代遅れ ハリウッドの最新ボディトレンドは?
ボディのトレンドは、多様化とセルフラブ。
ハリウッドではボディポジティブ・ムーブメントの台頭で、以前のようにストイックなダイエットをして完璧な体型を目指す、というのはもう時代遅れ。根底にあるのは自分の体を愛そうという「セルフラブ」の精神と、他者の個性を認めるダイバーシティ化の影響。スターの登竜門といわれるスポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』の水着特集のカバーガールにリアル体型のインフルエンサー、ナタリー・ノエルが抜擢されたのも象徴的な出来事といえそう。
今、セレブたちが目指すのは、適度に引き締まって丸みのある曲線ボディ。タンパク質多めの健康的な食生活と、ヒップメインのワークアウト。このふたつが、彼女たちのS字ラインをキープするための基本。生まれ持った自分の体型を受け入れつつ、セクシーなS字を意識するのがトレンドです。
今、この人たちに注目! 新たなS字ミューズ。
ダイバーシティな世の中とはいえ、憧れボディにはやっぱりトレンドあり! 美しい曲線を描くカーヴィ体型に注目が集まる、S字ラインの新ミューズたちをご紹介。
Emily Ratajkowski(エミリー・ラタコウスキー)
最強ボディで縦割り腹筋ブームの火付け役に。
映画『ゴーン・ガール』でブレイク。数年前に、縦に割れた腹筋「アブクラックス」を流行らせたのも彼女。華奢ながら厚みのあるヒップで見事な曲線美。「女性が自分のボディをどう扱おうと自由」という主張のため、インスタに頻繁にヌードを投稿。最近では授乳姿もアップ。
写真:Taylor Hill/Getty Images
Olivia Culpo(オリヴィア・カルポ)
ビキニが似合いすぎる、ミス・ユニバース美女。
水着を着ただけでネットニュースになるほどビキニが似合うオリヴィア。元ミス・ユニバースでSNS インフルエンサーとして人気を集めている。イタリア系のエキゾティックな美貌と、細いのにボリュームのあるバストとヒップ。同性から見てもセクシーなS字カーブにため息!
写真:Dimitrios Kambouris/Getty Images
Ashley Graham(アシュリー・グラハム)
プラスサイズモデルの先駆者としてスターに。
スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』のカバーに起用された初のプラスサイズモデルで、現在のプラスサイズモデルブームを牽引。ボディポジティブの提唱者として、セルライトも隠さないリアルなセルフィーをインスタにポスト。ふくよかなS字が美しい。
写真:Sean Zanni/Getty Images
さかいもゆる 海外セレブウォッチャー。ハリウッドのトレンド&ゴシップを独自の視点から斬る。講談社のwebマガジン「mi-mollet」の「セレブ胸キュン☆通信」など、多数の連載を執筆。
※『anan』2021年6月30日号より。文・さかいもゆる
(by anan編集部)