加工アプリは逆効果?! “色香”を感じさせるSNS写真テクとは

2020.11.22
最近、SNSやマッチングアプリでの出会いもスタンダードに。印象や人となりの判断のカギとなるプロフィール写真の上手な色香の演出方法とは? 美容家の神崎恵さんがアンサー! 大人の色香を演出するSNS、アプリの写真の撮り方テクを、アーティストで女優の鞘師里保さんが実践します。

会った時の期待感が高まる可愛さがちょうどいい。

SNSやアプリの中では、写真が印象のカギとなる。そんな、見た目優先になりがちなシステムでは、厳しいことにプロフィール写真が判断基準に? 色香を感じさせるには、加工アプリで盛って可愛くするべきでしょうか。

「アプリで顔を作りすぎると、実際に会った時にがっかりさせちゃう可能性も。それよりも、自分らしい等身大の魅力が伝わる写真で勝負して、実際会ったらどうなんだろうって、期待感を持たせることが大事です。実物の方が写真よりも可愛いと思わせられたら、それだけで心惹かれるもの。ちょっとはにかんだ表情のものと、歯を見せて楽しそうに笑っているもの、2種類あるといいですね」

トップ画面
パッと目にとまるナチュラルな表情を。

sns1

「プロフィールの写真は全体の雰囲気が重要。好感度高めのコンサバメイクに、清潔感のあるヘアスタイル、ベージュや白などのベーシックな色のシンプルな洋服で、あなたの素材の良さを伝えましょう。主張が強すぎるデザインの服やメイクは、余計な雑音になるので避けて。明るい自然光が入るところで、誰かに撮ってもらう方が自然な表情になるので、他撮りがおすすめ。1枚目は、ちょっと恥ずかしそうな、慣れてなさそうな表情のもので、興味をかき立てて」

2枚目
思わず実物に会いたくなる、可愛い笑顔を。

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「2枚目は表情を崩して、笑顔が伝わる写真を。やさしさや包容力を感じさせて、どんな時も朗らかでいてくれそう、でも隣に立っていてくれたら自慢できそうだなって、妄想させちゃうんです。そうすると会いたくなるもの。でも、あくまでも実物の方が可愛い方がトクだから、加工はマックスで仕上げないでくださいね。最初の印象が良くない方が、あとでその人の魅力に触れた時、好感度が急上昇するのと同じ。会った時に、“おっ”と思わせればいいんです」

さやし・りほ 1998年生まれ。アーティスト、女優。『ドラマ24 あのコの夢を見たんです。』(テレビ東京系)の12月4日放送回にヒロイン役で出演。

ニット¥9,800(ココディール TEL:03・4578・3421)

神崎 恵さん 美容家。独自の美容法はもちろん、そのマインドやライフスタイルにも注目が集まり、多数の雑誌連載を抱える。放送中のドラマ『だから私はメイクする』(テレビ東京系)では女優としても活躍。初のボディ本『神崎CARE』(ワニブックス)が発売中。

※『anan』2020年11月25日号より。写真・土山大輔(TRON) スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・笹本恭平(ilumini.) 取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)