会った時の期待感が高まる可愛さがちょうどいい。
SNSやアプリの中では、写真が印象のカギとなる。そんな、見た目優先になりがちなシステムでは、厳しいことにプロフィール写真が判断基準に? 色香を感じさせるには、加工アプリで盛って可愛くするべきでしょうか。
「アプリで顔を作りすぎると、実際に会った時にがっかりさせちゃう可能性も。それよりも、自分らしい等身大の魅力が伝わる写真で勝負して、実際会ったらどうなんだろうって、期待感を持たせることが大事です。実物の方が写真よりも可愛いと思わせられたら、それだけで心惹かれるもの。ちょっとはにかんだ表情のものと、歯を見せて楽しそうに笑っているもの、2種類あるといいですね」
トップ画面
パッと目にとまるナチュラルな表情を。
「プロフィールの写真は全体の雰囲気が重要。好感度高めのコンサバメイクに、清潔感のあるヘアスタイル、ベージュや白などのベーシックな色のシンプルな洋服で、あなたの素材の良さを伝えましょう。主張が強すぎるデザインの服やメイクは、余計な雑音になるので避けて。明るい自然光が入るところで、誰かに撮ってもらう方が自然な表情になるので、他撮りがおすすめ。1枚目は、ちょっと恥ずかしそうな、慣れてなさそうな表情のもので、興味をかき立てて」
2枚目
思わず実物に会いたくなる、可愛い笑顔を。
「2枚目は表情を崩して、笑顔が伝わる写真を。やさしさや包容力を感じさせて、どんな時も朗らかでいてくれそう、でも隣に立っていてくれたら自慢できそうだなって、妄想させちゃうんです。そうすると会いたくなるもの。でも、あくまでも実物の方が可愛い方がトクだから、加工はマックスで仕上げないでくださいね。最初の印象が良くない方が、あとでその人の魅力に触れた時、好感度が急上昇するのと同じ。会った時に、“おっ”と思わせればいいんです」
さやし・りほ 1998年生まれ。アーティスト、女優。『ドラマ24 あのコの夢を見たんです。』(テレビ東京系)の12月4日放送回にヒロイン役で出演。
ニット¥9,800(ココディール TEL:03・4578・3421)
神崎 恵さん 美容家。独自の美容法はもちろん、そのマインドやライフスタイルにも注目が集まり、多数の雑誌連載を抱える。放送中のドラマ『だから私はメイクする』(テレビ東京系)では女優としても活躍。初のボディ本『神崎CARE』(ワニブックス)が発売中。
※『anan』2020年11月25日号より。写真・土山大輔(TRON) スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・笹本恭平(ilumini.) 取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)