Da-iCE・大野雄大「5年前、声が出ない時期に支えてくれたのは…」

2020.9.1
ハイレベルなパフォーマンスが人気の5人組ダンス&ボーカルグループDa-iCEが『anan』に初登場! ボーカルの大野雄大さんにその魅力やメンバーとの絆について語っていただきました。

声が出ない時期を経て、今は、歌いたくて仕方ない!

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Da-iCEは、歌い方も踊り方も5人だけのスタイルがあって、誰一人似てないのが強みですね。ボーカルの想太と僕は、声質も表現のニュアンスも違いますし、二人の声が交わった時に、それぞれの声が立つんです。僕らにはそれぞれめちゃくちゃ声が出る“無双モード”があるんですが、その期間がカブらないのは、グループにとって強みなのか弱みなのか(笑)。今、無双モード中なのは僕。歌いたくて仕方がなくて、昨日も仕事終わりにカラオケのあるごはん屋さんに駆け込みました。30曲は歌ったんじゃないかなあ。瑛人さんの「香水」とか。僕、若作りしてますけど(笑)、31歳なので、カラオケでは履歴から若い人の流行りをチェックしつつ選曲してます。

でも、5年前には何をしても声が出ない期間があって…。音程の低い曲を「このくらいなら大丈夫かな」って、自分の喉と慎重にコミュニケーションをとりながら歌ってました。あの頃は、ステージに立つことがすごく怖かったし、本来は僕が楽しませるべきファンの方々に心配かけてることも申し訳なくて…。その時期に支えてくれたのはメンバーです。想太は僕のパートをカバーしてくれて、他のメンバーも、ビビってた僕に「大丈夫」ってアイコンタクトを送ってくれてました。

Da-iCEって、今まで、年末の賞にしてもランキングにしてもストレートな成功体験があまりないんです。だから、何かいいことがあっても、素直に受け止めていいのか、どこか疑いながら進んでいるというか。でも、「DREAMIN’ ON」は、“イケイケどんどん”な応援ソング。想太の真っすぐな言葉が前向きにさせてくれます。いつもはもっとキザな歌詞なんですけどね(笑)。

今はコロナや九州の豪雨など、大変な状況が続いてますけど、その先には、絶対にいいことが待っているはず。いつか晴れた日に、みなさんと一緒に楽しめるように自分自身を高めて、力を蓄えておきます!

1989年4月1日生まれ、愛知県出身。ハスキーでパワフルな声量が魅力のボーカル兼パフォーマー。“ムードメイキング”も担当。

シャツ¥25,000(Kazuki Nagayama/STUDIO FABWORK) その他はスタイリスト私物

ダイス 2011年に結成、’14年にメジャーデビュー。高音ボイスが魅力のツインボーカルとパフォーマー3人による5人組ダンス&ボーカルグループ。フジテレビ系アニメ『ONE PIECE』の主題歌にもなっているニューシングル『DREAMIN’ ON』が発売中。

※『anan』2020年9月2日号より。写真・的場 亮 スタイリスト・塚本隆文 ヘア&メイク・宮川 幸 望月 光 取材、文・保手濱奈美 瀬尾麻美 小泉咲子 撮影協力・STUDIO BASTILLE

(by anan編集部)